投稿日：2024年6月25日 | 最終更新日：2024年6月25日
日常を過ごしていると、過度のストレスもですが、鼻血や咳などの症状もどこかしらで必ず起きるかと思います。
後はむくみなども起きてもおかしくないでしょう。
今回は鍼灸マッサージで使われる経穴（ツボ）のうち、そんな喉や胸の痛み・動悸などに良いとされる
郄門（げきもん）という場所について紹介していこうと思います。
郄門の場所は？
郄門の場所は大体上記の画像の位置となりますが、もう少し詳細な場所をお話していきますと、
- まず手首のシワを探したら、その中央の位置を取ります
そこは大陵（だいりょう）穴という場所になります。 - 大陵穴を見つけたら、そこから肘の方に向かって5寸の位置が郄門穴となります。
- 5寸の取り方は、人差し指から薬指までが2寸、人差し指から小指までが3寸となります。
郄門はこのような形で見つけることが出来、
実際押してみるとジーンとするはずですので、それで分かるかと思います。
郄門で期待される効果は？
郄門を刺激することで良いとされる内容は、次のようなものがあります。
- のどの痛み
- 咳
- 胸の痛みや不快感
- 鼻血をした時の緊急止血
- ストレス
- 動悸
- 顔のむくみ
リストアップしてわかるように、割と上半身の内容が多いのが見受けられます。
そして内容的にもストレスだったりむくみ、鼻血といった日常であり得るものが殆どですので
覚えておいて損はないでしょう。
郄門の刺激の仕方は？
郄門は主に指圧か鍼のどちらかで刺激で良いでしょう。
鍼は資格を持っていないと出来ませんので、基本的に指圧で行うことになるはずですが
上記の方でもお伝えした通り、郄門を刺激しますと、ジーンと来る感じがあり、
そこそこの刺激が来るかと思いますので、いきなりグイっとおさずに
ゆっくり圧を数秒間かけて入れていき、ちょうどいい加減の所で止めたら
同じ秒数かけて力を抜いてという流れを繰り返していきましょう。
鍼に関しては割愛していきますが、下記のような緊急時の方法があるという事は触れていきます。
鼻血や脳出血などの身体の上の方の出血の際の緊急の止血方法といわれている
期待される効果の中で、鼻血や脳出血などの症状に対しての緊急処置としても対応すると言われています。
重症でない方の鼻血の場合は、日常で止めるという位で済みますが、
これが脳出血の類ですと、一転して緊急を要することになります。
時間が勝負の脳出血の類は無事だったとしても後遺症との戦いにもなりかねません。
そんなわけで勿論、疑わしい場合はすぐに救急車なのは間違いないのですが、
救急車はいくら駆けつけるのが速いと言ってもすぐには来てくれません。
そこで到着するまでに止血の可能性をするべく、郄門に刺激という事になる訳ですが
もし鍼を使える人がその場にいた場合は、問答無用で郄門に刺激を加えるという手段があると言われています。
本来なら経絡治療をしてからの該当する場所にというのが鍼治療の一般的な流れではありますが
この場合はそれらを無視して直行で郄門穴に刺激をすることになるでしょう。
喉や胸の痛み、動悸などに対しては「郄門」を。
今回は郄門という場所についてお話しました。
昨今の日本はストレス社会で溢れかえっているかと思います。
そしてそうでなくても喉の症状だったり鼻血、むくみなども日常で当たり前のように起こるはずです。
郄門はそんな普段の日常で起こりえる症状の数々に対しての助けになるかと思いますので
覚えておいて損はないでしょう。
そして鍼灸師の方は、上記でもお伝えした通りの緊急時にも対応可能と言われていますので
脳出血などのものは実際起きてほしくはないですが、万が一出くわした場合は出番ではないでしょうか？
喉や胸の痛み、顔のむくみなどでお悩みの方は「うっつん治療院」へ
ツボを知ることで、快適な日常生活のお助けになる場合があります。
もし頭痛や首コリが慢性化している、ツボの刺激だけでは改善しづらい場合は、
専門の鍼灸院のサポートを受けることをおすすめします。
当院では、経験豊富な鍼灸・マッサージ師が、
頭痛や首コリなどの症状に効果的な施術を提供しています。
個々の症状や体質に合わせたオーダーメイドの鍼灸治療を行い、根本からの改善を目指します。
