投稿日:2023年9月20日 | 最終更新日:2024年7月1日
個人差はありますが、鼻血を起こす人は一定数いるでしょう。
今回は鍼灸マッサージで使われる、鼻血を始めとした、鼻の症状や首や肩こりに良いとされる
大椎(だいつい)という場所について紹介していこうと思います。
大椎の場所は?
大椎の場所は首の骨である頸椎(けいつい)の7番目の下の位置となります。
とはいっても、7番目の骨の位置は素人ではわかりにくいかと思いますので、目安となる方法をお伝えしていきますと、
- まず首を少し前に倒します
- すると骨が出る場所がいくつかありますので、その中で一番突起している骨を探します。
- 2は首を前に倒した状態で左右に動かすと一つだけ動かない突起の骨があります
- 該当する骨の突起を見つけたら少し下にスライドしたところが大椎となります。
場所的に首の後ろなのと、該当する骨を見つけるのが少し大変かもしれませんが、すぐに見つかるはずです。
大椎で期待される効果は?
大椎を刺激することで良いと期待されるものは次のようなものがあります。
- 鼻血
- 鼻づまり
- 首や肩のコリ
- 嘔吐(吐き気)
- 片頭痛
- 蕁麻疹
- にきび
- 吹き出もの
- 痔
- 抜け毛や円形脱毛症
大椎は場所的に首や肩のコリに対しても対応されています。
したがって、その周辺と併せて刺激をすれば更に助けになってくれると思いますので、
マッサージする際には意識すると良いでしょう。
後は、鼻血や鼻づまりの症状に対しても助けになってくれるのは予想外かもしれませんね。
大椎の刺激の仕方は?
大椎が一番お手軽に刺激できるのはお灸ですが、
指圧する場合はゆっくり数秒かけて押して力を抜くをしながら、加減に気を付けて押していきましょう。
余談ですがアレルギー体質の方は、大椎を刺激する場合特に敏感に感じることが多いようです。
お灸を行う場合はもぐさを形作ってやる方法もありますが、一般の方では難しいですので、せんねん灸を使うのがお手軽だと思います。
鼻づまりの時はドライヤーや蒸しタオルを当てても良い
鼻づまりにより、鼻の通りが悪い時は温めるのが良いとされていますが、
お灸でなくても、ドライヤーや蒸しタオルを当ててあげる方法でも有効だったりします。
この場合なら難しい知識も要りませんのでお手軽にやれるはずです。
蒸しタオルは濡らしたタオルをレンジで1分程温めればすぐにできますので簡単ですよ!
後は鼻づまりなら併せて迎香という経穴(ツボ)も刺激してあげると
より鼻づまりに対処できるはずです。
鼻血や鼻の症状に対しては「大椎」を。
今回は大椎というツボについて紹介していきました。
首や肩のこりもそうですが、鼻血や鼻づまりも日常で十分起こりえる内容となっていますし、もしなると多少不便なことが出てくるはずです。
どの症状も、大椎以外にも該当する場所がありますので併せて行っていくと尚いいと思いますので、
一つにこだわらずに関係のある場所も覚えていきながら刺激していくと、日常も更に快適にしやすくできるかもしれません。
そんな大椎を頭の片隅にでも覚えておいて、もし該当する症状が気になってきたら、刺激してみましょう。
首や肩のコリ・鼻の症状などでお悩みの方は「うっつん治療院」へ
ツボを知ることで、快適な日常生活のお助けになる場合があります。
もし頭痛や首コリが慢性化している、ツボの刺激だけでは改善しづらい場合は、
専門の鍼灸院のサポートを受けることをおすすめします。
当院では、経験豊富な鍼灸・マッサージ師が、
頭痛や首コリなどの症状に効果的な施術を提供しています。
個々の症状や体質に合わせたオーダーメイドの鍼灸治療を行い、根本からの改善を目指します。