投稿日:2024年6月24日 | 最終更新日:2024年6月24日
頭痛は日常のどこかのタイミングで、誰しもが起こりえる症状の一つだと思います。
その原因がはっきりしていて、
例えばお酒を飲み過ぎたからとか、コリがひどすぎたと言った、わかりやすい内容ならまだ良いのですが、
頭痛の原因には、重篤な症状の場合も中にはあったりします。
今回はそんな頭痛があまりにも長引いた、あるいは明らかに普段の頭痛とは違うという時には
すぐにお医者様に駆け込みましょうという注意喚起な内容となります。
頭痛は主にどんな内容あるのか?
まず最初に、頭痛の種類についてです。
日常に良くあり得るのが、
- 緊張性頭痛(きんちょうせいずつう)
- 拡張性頭痛(かくちょうせいずつう)
というものがあります。
後はこれ以外にも、くも膜下出血の疑いのある頭痛の仕方もあったりしますが、
この辺りは別の記事に記載してありますので、そちらをご覧ください。
頭痛が重篤になりかねない症状とは?
基本的な頭痛は上記の内容とはなりますが、頭痛が原因でまずそうな症状についてここではお話していきます。
くも膜下出血
上記別記事にも記載されていますが、気を付けたい頭痛の典型例の一つです。
よく聞く頭痛のパターンとしましては、バット(またはカナヅチ)で殴られたような痛みと言われます。
またはひたすら頭痛が続いたり、いきなり激しい頭痛が起きたりもします。
実際に身内でくも膜下出血だった時があるのですが、
ある程度の状態ですと、ただ痛いとしか言わなかったり返答が曖昧な感じだったりもありました。
因みにくも膜下出血は頭痛以外にも、
- 尿失禁(おしっこをその場で漏らす状態)
- 意識障害(もうろうとしているのもある)
- 吐き気、または嘔吐(おうと)
といった症状も出たりします。
何にしても明らかに状態がおかしいと周りが感じたらすぐに病院に連れて行く、
または救急車をためらわずに呼んで早い対処をしていきましょう。
悠長にしていると命の危険にもつながりますので・・
脳動脈解離(のうどうみゃくかいり)
脳動脈の解離や、脳血管の攣縮による頭痛がみられることが増えているといわれます。
脳動脈の解離は、椎骨動脈という脳の後方へ行く血管にできることが非常に多く、急性に後頭部の比較的強い痛みを生じます。
頭痛の性状からは片頭痛や後頭神経痛などと区別することは困難で、MRI検査で明らかになることがあります。
大抵は何事もなく数ヶ月で回復しますが、動脈瘤や血管の狭窄をきたし、まれにくも膜下出血や脳梗塞を起こすことが知られています。ウェイトトレーニングなどの運動や感情の昂ぶりに際して突然に頭痛を起こすことがあり、ひとつの原因として可逆性の脳血管攣縮が注目されています。
引用:脳神経外科たかせクリニック
脳血管の攣縮による頭痛は1-3ヶ月で良くなるのですが、症状だけではくも膜下出血などと区別はつかず、頭蓋内の出血や脳梗塞を伴うこともあり得るため要注意とされています。
こちらは普通の頭痛などと判別がつきにくいものの一つです。
判別がつきにくいこともありますが、引用文にも書いてある通り、
ウェイトトレーニングを引き金に突然頭痛が起きるという原因もあったり、
上記のくも膜下出血などと判別が難しいこともあるようです。
脳腫瘍
一言で言ってしまえば脳のガンと言っても過言ではないですが、全てが悪性とは限らないようです。
脳腫瘍による頭痛は、突然に起こることはあまりなく、数ヶ月から数週間かけて徐々に強くなっていくことがあります。
頭痛は朝方に強くなることが多く、頭痛で目覚めたり、起きてしばらくすると改善することがあります。
頭痛に手足のシビレやマヒ、眼の見えにくさ、けいれんなどの神経症状を伴うときは、CTあるいはMRI検査がおこなわれます。
また、脳ドックなどで偶然に脳腫瘍がみつかることも、ときにあります。脳腫瘍がすべて悪性のものということはありません。
引用:脳神経外科たかせクリニック
良性の脳腫瘍の場合、手術せずに経過を見ることもあります。
手術が必要な場合、適切な治療を受ければ元の生活に戻れることも多いので、気になる症状があれば早めに受診することが重要です。
引用文からして、頭痛の程度は時間をかけて徐々に痛みが強くなっていたりもしますし、
頭痛以外の症状だったり、いきなり検査でわかることもあったりするようなので、素人では判別が難しいと思います。
ただやはり頭痛が出てる期間があまりにも長すぎる場合は、何かしらを疑ってみて検査にいくのは間違いないと思います。
頭痛は鍼灸マッサージでも対応可能だが、改善が見られない時はかかりつけ医へ。
鍼灸マッサージは、普通の頭痛なら改善のお手伝いが出来ます。
コリからくる頭痛は最たる例で、コリが原因なのでそれを取り除けばいいわけですから
大いに助けになるかと思います。
ただ、症状の改善が見られにくかったり改善されてない場合は、技術不足も考えられますが
それ以上に、別の何かも疑ってもおかしくありません。
当院でも、明らかに該当する状態の場合はかかりつけ医に一度検査をしてもらうことを勧めたりしています。
頭痛などの危険なサインは見逃さないようにしましょう
今回は頭痛の放置の危険性について簡単にですが触れていきました。
記事を書き起こすきっかけになったのは身内のくも膜下出血だったわけですが、
頭痛以外にも明らかにおかしな症状が出ていたので、
本人は「大丈夫。寝る」と言ってはいたものの、強引に病院に連れて行ったら案の定でした。
恐らく誰も気づかなかったら翌日どうなっていたかわかりません。
後にわかったのは、頭痛が起きたのが診察しに行った2週間前からとの事だったようですが、
初耳だったので、そこが問題点の一つではなかったかと思いました。
食生活云々も確かに疑う内容があったわけですが、
頭痛を2週間放置せず、せめて1週間前後続いてた時点で検査をもし言ってたら
もう少し展開が違っていたのかなと感じました。
頭痛に限らず、どんな症状でも早めに対応することが大事だと改めて再認識したので
本人だけでなく、周りの方でも明らかにおかしい状態を感じ取ったならば、早めの行動を取っていきましょう。