投稿日:2020年10月30日 | 最終更新日:2024年10月25日
鍼やあんま・マッサージを受けた翌日にまるで筋肉痛のようになる、
いわゆるもみ返しを起こすことが場合によってはありますよね?
しかし、だるい感じがあっても場合によってはもみ返しではないものもあります。
その一つに好転反応(こうてんはんのう)と呼ばれるものがありますが
今回はもみ返しとその好転反応について軽くお話しして行こうと思います。
もみ返しって結局なんなの?
一般的な認識では恐らく冒頭でも言ったような、
「マッサージをした翌日に起こる筋肉痛みたいなもの」
的な感じでしょうか?
状態によって日数は変わってきますが、
酷い時は1週間経ってもその痛みが続いている場合があります。
大体認識はそれでいいと思いますが、もう少し掘り下げていきましょう。
あんま・マッサージの仕方で起きやすさが変わる
あんま・マッサージの仕方でなる可能性が上がるという典型的な例は、
筋肉を弾いたような押し方やゴリゴリするような押し方が多いですね!
共通するのは筋肉を傷めつけるような内容である事です。
わざと痛めつけて回復を促すという方法もないわけではないですが、
特にスポーツの試合前で調整する為にマッサージ受ける時に
これをやられたら逆効果なので注意が必要です。
因みにうっつん治療院では筋肉をゴリゴリ押すような手技は使っていませんが、
もし反動が来るとしたら後述する好転反応のほうでしょう。
もみ返しがもし起きたらどうしたらいい?
万が一もみ返しと思われる状態が起きて気になる場合は治療院に行って
適切な処置をしてもらうといいのですが、そういうわけにはいかない状況もあると思います。
そこで対処の方法のうちの一つを紹介していきますと、
もみ返しによる痛い部分を円を描くように優しくさするという方法があります。
イメージとしてはもみ返しによって出来た痛み成分を散らしていくようにするといいでしょう。
これで全部が解消できるとは限りませんが、痛みの緩和にはなるはずですので、
一度お試ししてみてはどうでしょうか?
好転反応って?
上記まででもみ返しについて話してきましたが、似たような状態の好転反応についても話していこうと思います。
まず好転反応というのを簡単に説明しますと、
「状態が良くなる前に起こる一時的な悪い症状」
となります。漢方薬などでもこの好転反応という言葉は使われますが、
あんまやマッサージの場合は一時的にだるい症状がでたりするのが該当するでしょう。
一時的にだるい状態が目安として2~3日程度続くのですが、
それ以降になると、2~3日のだるさがウソのようにスッキリしているのです!
これがもみ返しだとそうはなりません。
したがって、4日以降もずっとだるい状態や痛い状態が続いたとしたら、別の疑いも考えられますので、
あまりにもだるかったり痛い状態が続いた場合は一度ご連絡してもらうと確実でしょう!
ここで何が言いたいかと言えば、
全てのだるい状態が悪い方向に行くわけではないという事ですね!
余談ですが、鍼にも同じような内容の鍼あたりというものも存在します。
もみ返しも好転反応も受けたその時の状態でもなる時とならない時がある
もみ返しと好転反応について上記までで話しましたが、
状態によって、同じ人でもなったりならなかったりする可能性があります。
一番わかりやすいのは、患者様が酷く疲れていたりコリ等がものすごい状態だったりした時。
もみ返しにしても好転反応にしても可能性はぐっと上がりますね・・
しかし、後者についてはある意味身体を休める合図とも捉えれますので、
一概に悪いとも言い難いですね・・・
鍼灸マッサージはその時の状態も考えながら施術を受けていきましょう
今回はもみ返しと好転反応について簡単にですがお話ししてみました。
施術を受けた翌日にだるかったり痛かったりするのが全部悪い事と認識しそうですが、
全部がそうでもないという事がちょっとでも理解してもらえたら何よりです!
因みに施術後「運動した後みたい」と言われる方が見えますが、
あんまやマッサージは筋肉を動かして行っているので
動かないにしても運動に近いようなものなので、
終わった後は水分も取ったり、一休み出来る人は昼寝等もアリでしょう!