投稿日:2023年9月27日 | 最終更新日:2024年7月2日
日常生活において、ストレスは切っても切れない現代社会。
そのストレスですが、適度なストレスならまだしも、
一線を超えすぎてストレス過多となってしまう状況は現代の社会では珍しくないかと思います。
更に指を使いすぎてばね指のような、腱鞘炎の類に悩まされる場合も人によってはあるかと思います。
今回は鍼灸マッサージで使われる経穴(ツボ)のうち、精神的なものやばね指を始めとしたものに良いとされている
労宮(ろうきゅう)という場所について紹介していこうと思います。
労宮の場所は?
労宮の場所は画像のように手のひらの中央辺りになります。
位置的には第2中手骨(人差し指の骨)と第3中手骨(中指の骨)の間の3番目の関節(中手指節関節)の近くのくぼみという場所になりますが、
流石にこれではわからないと思いますのでもう少し砕いた解説をしていきますと、
- 画像のように指を軽く曲げます
- そのうち中指の先の、人差し指側の爪の当たる位置のくぼみが労宮となります。
これなら割と簡単に場所を見つけられると思いますので、まずは探してみてください!
労宮で期待される効果は?
労宮の刺激することで期待されているであろう効果は次のようになります。
- 心の痛み
- 精神的な不安
- てんかん
- 吐血や血便
- 口内炎
- 口臭
- 意識障害
- ばね指
ばね指のような直接的な原因なものは勿論ですが、
精神的なものや血に関連するものに関しても助けになると言われていますので、
手のひらですが、内容は幅広い方かと思います。
労宮の刺激の仕方は?
労宮は一般の方はとりあえず指圧かお灸でいいかと思います。
指圧は他の場所もですが、ゆっくり圧を数秒かけて押していき、同じ秒数かけて力を抜くを繰り返すのが基本です。
お灸の場合はせんねん灸をすえてあげると良いでしょう。
尚鍼を普通に刺そうとすると普通に痛い場所ですので、
もし鍼で行う場合は接触鍼という方法だったりの、刺さらない鍼を使うのが優しいです。
因みに精神的な要因の場合は、労宮のほかにも膻中(だんちゅう)と呼ばれる場所も併せて刺激すると良いでしょう。
気が集まる場所ともいわれていて、精神的な要因にはうってつけだったりします。
気持ちの不安やばね指などに対しては「労宮」を。
今回は労宮というツボについてお話していきました。
労宮は経絡的にも心に関係する場所でありますので、精神的な疲れにはもちろん良いとされていますが
ばね指のような直接的なものにも助けになるでしょう。
現代の世の中はストレス社会ではびこっていると思いますので、
労宮を始めとした、精神的に良いとされる場所を刺激して、
少しでもそういったものが緩和出来たらとは思っています。
後は、緊急事態の類である吐血や血便といったものにも良いとされていますが、
このような場合は刺激するのもですが、まずはお医者さんに診てもらう事を勧めます。
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