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【鍼灸マッサージ師が教える】逆子の灸で知られている、至陰というツボについて

妊娠してる間に起こりえる症状の一つとして、逆子があるかと思います。
その昔では逆子を改善させるために産婆さんが手技を用いて直してもらったという事もありました。
そんな逆子ですが、お灸をすると良いとする場所があるのはご存じでしょうか?

今回は鍼灸マッサージで使われる経穴(ツボ)のうち、主に逆子を始めとした症状に良いとされる
至陰(しいん)という場所について紹介していこうと思います。

至陰の場所は?

至陰の場所を探すのは割と簡単です。
場所は上記画像の赤い点のように、足の小指の爪の根元の外側に位置します。

至陰で期待される効果は?

至陰を刺激することで良いとされる内容は、次のようなものがあります。

  • 逆子
  • 難産
  • 頭痛
  • 鼻づまり
  • 冷え
  • 足のほてり
  • 眼の痛み

至陰で一番有名だと思われるのはやはり逆子に関してでしょう。
出産絡みでは他にも難産にも良いとされている様子。
それ以外にも足の症状以外では頭痛や鼻づまりなどの日常的でも起こりえるものもありますので
状況によっては出番があるかもしれませんね!

至陰の刺激の仕方は?

至陰は指で押しても良いですが、やはりお灸が一番いいでしょう。
とりあえずせんねん灸を用いて温めて、熱くなってきたら取り去るという形でまずは試してみてはいかがでしょうか?
因みに鍼は接触鍼という方法ならやれなくはないですが、
普通に刺していくとかなり痛いのでおススメはしません。

逆子の灸

至陰が一番有名と思われるのがこの逆子の灸というものとなります。
基本的にはもぐさを米粒位にして線香で火をつける、透熱灸と呼ばれるジャンルのものを
何回か至陰の場所に繰り返しすえていくという方法を取っていきますが
勿論その前に経絡治療と呼ばれる全体調整を行った上でやっていきます。

基本は透熱灸と呼ぶものをと言いましたが、とある先生の場合は
直接灸といって、米粒状にしたもぐさを最後まで燃やしきるという方法を取ることもあるそうですが
どう考えても熱いのが目に見えますね・・

逆子の灸以外に、鼻づまりや頭痛などにも「至陰」を。

今回は至陰という場所についてお話していきました。
至陰は基本的に逆子の灸で有名な場所ではありますが、
それ以外にも頭痛や鼻水といった、日常でもありふれた状態にも良いとされていますので
該当する症状があれば温めておくことが出来ますので覚えておいて損はないでしょう。
他のツボと組み合わせる事で、助けになる度合いも違ってくると思いますので
逆子の灸という事も一緒に頭の片隅に起きつつ、覚えておいてみませんか?

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