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鍼灸で使う経絡治療って一体どんなもの?なるべく簡潔にお話します!

    投稿日:2020年11月16日 | 最終更新日:2023年12月12日

    鍼灸治療と一口に言ったらどういったイメージかと言えば、
    コリがある所を刺してコリを改善させるだけと思ってる人がもしかしたらいるかもしれません。
    しかし実際はそんなことはありません。
    ねんざやぎっくり腰と言った、マッサージでは出来ないことも行ったりできるわけです。
    そして鍼灸院で行う施術で経絡治療(けいらくちりょう)という方法を行う訳ですがご存じでしょうか?

    恐らく接骨院やリラクゼーション目的のお店では聞かないと思われる
    経絡治療(けいらくちりょう)という単語。

    もしかしたら人によっては、北斗の拳の影響で経絡秘孔なら聞いたことあるよ!

    という方もいるかもしれませんが、もちろん全く違います。
    内部破裂からの爆発四散なんてもちろんおきません。

    では経絡治療ってなにするかと思う人の為に
    簡単にですが、お伝え出来たらと今回は思います。

    東洋医学と西洋医学の治療に当たる考え方の違い

    最初に経絡治療のやり方を話す前に、
    まず東洋医学と西洋医学の治療に向き合う大きな違いから話していきたいと思います。

    西洋医学

    まず西洋医学というのは皆がお医者さんと呼んでいる、

    • 外科
    • 内科
    • 心療内科
    • 皮膚科
    • 耳鼻科
    • 眼科

    などといったものになりますね!

    接骨院の考え方も骨や筋肉などを中心に学びますので
    西洋医学よりの考え方になります。
    診断の流れとしましては、大体以下の感じです。

    例えば風邪を引いたとしましょう。
    そしてお医者さんにその旨を伝えた場合は恐らく、

    1. 風邪でもどんな状態かまず聞く(例えばのどが痛いとする)
    2. 気になる場所(今回はのど)をまず部分的に調べる
    3. 2の部分的だった場所に対してお薬などを用いて処置をする

    と言った流れが例外が無ければ主ではないかと思います。
    手術を用いたりするのも原因を直接取り除くことから部分的要素が強いですよね!

    東洋医学


    一方東洋医学はといいますと主に

    • 鍼(はり)
    • きゅう
    • あんま・指圧
    • 漢方

    といったものになるかとおもいますが、
    考え方的にはヨガや太極拳、風水辺りも東洋医学的な考え方をするはずです。

    例えば五行とよばれる内容がそれに当たります。

    東洋医学はどんな手順で進めていくかですが、
    こちらも風邪を例にしてお話していきましょう!

    まず風邪をひいたとして来院した場合、

    1. 風邪でもどんな症状かまず聞いてみる(のどが痛いとする)
    2. まずは身体全体の状態を色々な方法で確認する
      (脈をみたり、お腹の固さ、舌のこけ具合、顔色etc・・)
    3. 2の状態から全体を整えていく
    4. 更に局所(今回はのど)にたいして処置していく

    細かい内容はジャンルによって手順なども変わるかもしれませんが
    全体から整える事で本題(のどの痛み)に対してアプローチするという所が
    西洋医学の部分的に行く所と入り方が違うのではないかと思います。


    したがって西洋医学が部分的に診ていくのとはうってかわって、
    東洋医学は全体から見つつ整えると言う所から始めていくわけですね!

    鍼灸で使う経絡治療の大体の流れ

    次に経絡治療を用いた鍼灸でやる流れを
    本当にざっくりですが話していきます。

    尚経絡治療といっても流派が存在する為、細かい内容など違う場合もありますので
    その辺りはご了承して頂けたらと思います。

    問診

    まず症状等を聞くところはお医者さんと同じですね!

    因みに聞くこと以外の方法もします。

    上記でも述べてますが、診断するための問診は次のものがあります

    • 脈の状態をみる
    • お腹の固さなどをみる
    • 顔色を見る
      (女性のように化粧などしてわからない場合は肌の色でも)
    • 舌のコケの具合でみる
    • その人の感情具合でみる
    • 歩き方などで見る

    沢山並べていますが、最もポピュラーと思われるのは脈をみて判断する脈診でしょう

    因みに当院は脈診以外にもお腹の固さ等で判断する「腹診(ふくしん)」もします。

    脈診について

    脈の鼓動具合を確認する事で
    東洋医学独自の判断をする「脈診(みゃくしん)」というものがあります

    詳しく説明するとわからないと思うので簡潔に脈診を説明しますと
    脈は左右3か所ずつの計6か所見るのですが、
    本来一番いいとされている脈の打ち方がそれぞれあります。

    ところがどこかしらの状態が良くないとその指標とは違う打ち方をします。
    それを後述する本治法、
    標治法と呼ばれるものを施して脈を本来のいい状態に整えていきます。

    全体を整える「本治法(ほんちほう)」

    問診で調子が悪い状態を把握したら
    全体調整にあたる本治法という内容にはいります。

    流派によってやり方は違いますが、鍼で刺激をする場所は
    膝から下と肘から腕の方にかけてのどこかしら
    になりますね!

    刺激する所は1~3か所位になりますが、
    流派もですが、その人の状態によっても変わったりしますね。

    この本治法で経絡治療の工程のほとんど(8割以上)が
    終わったと言っても過言じゃないレベルと言われています。

    部分を整える「標治法(ひょうちほう)」

    全体調整にあたる本治法を施したら部分的に行っていく標治法に移っていきます。

    • 冷え性だから対応する場所にお灸や鍼してみよう
    • 肩コリや腰痛がひどいからその痛い所に鍼しよう
    • 頭痛が酷いので首の付け根などに鍼を置いておこう

    と言った感じで、部分的に気になるところを直接対処する感じですね!

    因みに当院でもやっている美容鍼の顔や頭に鍼を置いていく工程もここになります。

    料理で例えるなら本治法は出汁、つまりベースをしっかり作り
    標治法は味付けになるのでしょうか?


    鍼治療はいきなり気になる場所に対処しても効果は確かに出ますが
    ベースからしっかり処置した後行う事で、より効果を期待できるという流れですね!

    経絡治療も受けてみて、心身共に整えてみましょう

    経絡治療という言葉だけ聞くと「何をやるんだろう?」と思い人がいるかと思いますので
    非常に簡単気味にですがお話しさせていただきましたがいかがでしたでしょうか?

    仮に内容がもし分からなかったとしても、身体の調子を整えるためにやってる
    という認識さえあれば問題ないかなとは思います。

    因みに痛い場所とは違う所を刺激することもよくある話で、
    例えば腰の場合でいうと、

    腰が痛いのになんで膝の裏に刺激したりするの?

    と思ったりする人もいるかもしれませんが、
    実はこれも東洋医学の理論に基づいて行われています。

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