投稿日:2020年12月15日 | 最終更新日:2024年1月5日
![](https://uttsun.com/wp-content/uploads/2020/12/kansetsu_narasu.png)
よく漫画やドラマなどで
「覚悟は出来てるんだろうな?」
的なシーンに定評がある?両指をボキボキ鳴らすシーンが見られるかと思います。
実際でも物事の何かを始める前にクセでやってしまう人もいるかと思いますが
そもそもボキボキ鳴る音って一体何であるか気にしたことはありますか?
今回はそんな音の正体も含めてお話し出来たらと思います。
ボキボキ音の正体は空気がはじける音
ボキボキした音をすると人によっては、「骨が折れた!」と表現する場合もあるかと思いますが
この音の正体は実は空気がはじけている音と言われています。
どういうことか?という事を順番に説明して行こうかと思います。
![](https://uttsun.com/wp-content/uploads/2020/12/joint-676x1024.jpg)
まず関節の構造をとっても簡単に描くと上記の感じとなります。
(厳密にはもっといろいろありますが簡略化しました)
まず、骨と骨がじん帯(オレンジ色の×になってるもの)や
筋肉などによって繋がっていますが、
その繋がっている部分には液体が入ってる状態(青色部分)になっています。
そんな靭帯の構図となりますが
その液体部分になんらかの原因で空気が溜まる事がああります。
この空気は外より一定以上の強い圧力をかけると
それに耐えきれなくなりはじける事があるのですが
その空気がはじける音こそ、例のボキボキ言ってる音の正体になりますね!
因みに外部の圧力というのは指を鳴らすときだったり首をひねったり、
あるいは背中をグッっと押した時などの瞬間になります。
関節の空気が弾ける状態が分かるアイテム?
関節の構造は上記までの内容となっています。
といっても、それだけではわかりにくいかもしれませんので
そこで物理的にその様子がわかるアイテムを紹介しようとおもいます!
![](https://uttsun.com/wp-content/uploads/2020/12/konpou_puchipuchi.png)
それが上記のやつですね!
よく小さい時に遊んだ人のほうが多いのではないでしょうか?
これはいわゆるプチプチするやつですが、正式名称を気にした人はいないはず。
ちなみに正式名称は気泡緩衝材。メーカーによっては
「エアパッキン」「エアークッション」「エアーキャップ」とも言ったりします。
このプチプチしたやつも弾けるときは雑巾絞りにしてみたり、
直接指なりで挟み込んだりすることでプチプチ指せると思いますが
まさに身体のなかの関節がボキボキ言ってるのと同じ原理なので解りやすいと思います。
(プチプチのは関節とちがってはじけたら二度と同じ場所ではできませんが)
当然ですが、関節があるところならどこでも可能性がありますので
矯正(カイロプラクティックなどの整体)をした時の音も同じ理屈です。
首などの大事な所は特にボキボキ鳴らさないさない方がいい?
![](https://uttsun.com/wp-content/uploads/2020/12/pose_kubifuri_man.png)
ボキボキ鳴らすとなんとなく気持ちいいですよね!
特に首や背中なんかは音と共に爽快感がある気がします。
しかし特に首に関しては注意が必要だったりするので
その辺りをお話ししようと思います。
まず首をボキボキ鳴らす行為そのものには特に問題はないです。
問題になるのはそこではなく、ボキボキ鳴らす際勢いよくやり過ぎるという点。
勢いよく首をひねってボキボキ鳴らす事によって
首の筋やじん帯を痛めかねないというのが問題になってしまうんですね!
(なのでその他の場所をボキボキ鳴らす際も勢いよくやらないほうが当然良い)
整体師さんなどの矯正のプロは、
そうならないように注意を払いながらやっているはずですのでまだいいのですが
素人にそのさじ加減が分かる人なんてごくまれだと思いますので
やりたくなる気持ちを抑えたほうがいいでしょう。
因みにちょっと動いただけで音がなってしまう例に関しては
強くひねってるわけでもないので、違和感が特にない限りは問題はないかと思います!
(万が一あったら当然すぐお医者さんにGO!)
気持ち良いからと言ってボキボキならすのは靭帯を痛めますので控えましょう
指の音の正体について話すついでに、首を勢いよくボキボキ鳴らすのが
お勧めできないことについても話してみましたがいかがでしょうか?
このボキボキと鳴らすのは爽快感があるため、
クセになってる人はやめるのが中々大変だと思いますが
やめることでじん帯などを痛めないようにするのはもちろんのこと、
ズレによるものに対しての肩こりなどにも影響しますので
やりたい気持ちを抑えてみてはいかがでしょうか?
慣れるまでは大変ですが、一度慣れると案外気にならなくなりますのでそれまでの辛抱です。