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鍼についていろいろ~鍼は基本痛くない?~

    投稿日:2020年10月21日 | 最終更新日:2023年12月18日


    鍼は色々な症状に良いとされていますが、

    鍼が初めてでどんな感じかわからない・・・

    そのような感じで鍼を初めて受ける方はそう思う方が多いと思います。
    そこで今回は初めての方向けに鍼が痛いかについてや
    鍼の性質などについてお話しして行けたらと思います。

    鍼はそもそもどんな効果があるのか

    まず鍼について簡単に説明していきますと
    鍼を人体に刺すなどの刺激を与えることによって自然治癒力を高めると言われています。

    鍼の刺激によりコリを和らげたりするアプローチが出来ますので
    血の流れが良くなる手助けが出来ますが、
    単にコリだけを取るものではなかったりします。

    極めていけば内臓の症状に対してもアプローチ出来ますし、
    人によっては難病クラスのものにまで対応できると言われているくらいです。
    また、鍼と同時にお灸や電気を流したりすることで
    強い刺激を与えて効果を促す方法もあります。

    鍼は痛くないのか

    まず、鍼と聞くと予防接種などの注射のイメージが強い為、

    「痛そうだから怖い・・・」

    そう思う方が結構見える事が割と多いかもしれません。
    しかし実際に打ってみるとわかりますが基本的に痛くはありません。
    まず鍼はとにかく細いです。どれくらい細いかといいますと
    髪の毛サイズ(直径約0.1~0.2mmくらい。鍼によって違う)と言われています。

    引用:ミサワ医科工業株式会社

    そして一般的な予防接種やワクチンに使う針のサイズが上記画像の通りになりますが
    鍼の方が細いのが一目瞭然で分かるはずです。

    但し最近は予防接種の針を0.25mm前後の鍼灸と
    同レベルサイズを使う病院も出てきたようで、
    大分痛みが軽減しやすくなったようです。

    更に鍼先の形も企業努力が進んでいて、肉眼では見えないと思いますが様々な形がありますので、
    その結果刺したときの痛みが出にくいようにも作られています。

    したがってイメージは痛そうに見えますが
    実際刺してみるとイメージとはずいぶん違うという方がかなりいます。
    悪くてもちょっとチクっとする程度程度でしょうか。

    鍼が痛くなるのはどんな時か?

    鍼は基本痛くないと言いましたが、必ずしも痛くないとは言い切れません。
    それでは、鍼がどのような場合に痛くなる可能性があるかと言いますと、

    1. コリが酷すぎたりして筋肉などが固まり過ぎてる場合
    2. 毛穴に入ってしまった時
    3. 鍼の連続使用で劣化してきた
    4. 術者の鍼の使い方がイマイチだった

    他にもあるかもしれませんが、大体この辺りが挙げられます。

    1は事前にマッサージなどで柔らかくしてから鍼を基本行いますので、
    余程でない限り大丈夫なはずです。

    2は狙ってやるものではありませんので、万が一そうなったら痛みが出ますが
    3・4の場合同様、痛みを和らげる方法もありますのでご安心ください。

    3の鍼の連続使用というのは、1本の鍼を刺して抜いてを色々な場所に行う、
    単刺(たんし)という方法を基本行うのですが、
    その際人の油でどんどん切れ味が悪くなります。

    包丁で肉を続けて切ると切れ味が落ちるのと同じと言えばわかるでしょうか。
    切れ味が悪いと当然痛みが出る確率が上がるのは想像に容易いでしょう。
    その際は新しい鍼と交換すれば解決しますので問題ありません。

    4に関しましては特にいう事はないはずでしょう。

    鍼は出血しないのか?

    そもそも鍼を刺したら血管の上から刺すわけですから
    イメージ的には血管を突き破って出血のイメージがある人もいるかもしれません。


    健康な人の血管の場合は鍼を刺したときにどうなるかというと、
    なんと避けてくれます。
    というのは、血管は弾力性があるからなのです。

    ところが、コリが酷すぎたりして血管の弾力性が失われつつある状態ですと
    血管の弾力性が失われ気味になるので、その結果血管に当たりやすくなり
    出血する可能性が出てしまいます。

    そうは言っても鍼の太さが細いので、
    余程でない限り見た目にヒドイ出血はまず起きないでしょう。
    当然ですが、持病に対して血液がサラサラになる薬を使ってる方は
    出血がしやすくなるので鍼は基本しませんが、
    接触鍼(せっしょくしん)のような、鍼を体内に入れないような方法なら話は別です。

    仮にあざのように残る内出血が出たとしても見た目は悪いですが
    ちゃんと時間が経過すれば元の綺麗な状態に戻りますのでご安心ください。


    余談ですが、この出血しやすくなる状態の血液が
    停滞したりしてる状態の血を瘀血(おけつ)といいますが、
    この瘀血を鍼をつかってわざと出血させてきれいな血液を流すことを促して
    調子をよくするという鍼の技法もあったりします。

    吸い玉と呼ばれるものがその一つです。

    経絡治療(けいらくちりょう)とは

    流派などによっても細かい所が違いますので、
    こちらでは要点だけまとめてみようと思います。

    経絡治療というのは一言でいえば全体調整をするものになります。

    西洋医学の場合例えば風邪を引いたら風邪の原因(のどや鼻など)に対して
    直接アプローチをかけますが、経絡治療(いわゆる東洋医学)は
    まず全体を見てから整える事で根本改善を目指します。

    その際に診断の材料として様々な方法がありますが、

    最もポピュラーであろうものは
    脈診(みゃくしん)という、手首の脈の具合を見て判断するものになります。
    (他にはお腹触ってみたり顔色や舌のコケ、歩き方一つや感情見たりなど様々です)

    まず脈をみて、それを整えるために特定の位置(大抵ひじから先、膝より下)に
    鍼を刺激する事で脈を正しいとされる打ち方に整えます。

    余談ですが、接骨院でも鍼を使用してくれる所は増えてきていますが、
    そもそも経絡治療をつかってやる院は例外を除きほぼ皆無と言っていいと思います。

    鍼はどんなものを使うのか

    鍼は長さや太さ形は様々なものがありますが、
    使い捨てのディスポータブル鍼と呼ばれるものを使用しますので
    衛生面は安心してください!


    素材はステンレス製なので余程重度の金属アレルギー出ない限り大丈夫のはずです。

    後は鍼でも貼るタイプのパイオネックスも使う時があります。
    他にも「これも鍼なの?」というものもあったりします。
    例えばローラーの形をしたものだったりもそうです。

    余談ですが、ひと昔前までは鍼を使いまわしてた時期があります。

    どういうことかと言いますと、使った鍼を磨いてから
    紫外線等(オートクレープなど)による滅菌をして管理してたそうです。

    パイオネックスってどんなものなのか

    パイオネックスというのは、いわゆる鍼のシールの事を指します。

    ピップエレキバンという磁石がついたシールの商品があるかと思いますが、
    その磁石部分が1mm前後の鍼になったものと思っていただくと
    恐らくイメージが湧きやすいのではないでしょうか

    実際にパイオネックスを貼ったものがコチラになります。

    色的にそこまで目立ちにくいと思いますので、余程の場所でない限り大丈夫のはずです。

    コリが気になる場所、疲れている場所等の気になる箇所に貼っておくだけでも
    助けになってくれるはずです。


    大体4~5日前後貼りっぱなしでもいけますが、
    流石に貼った所をこすったりするとはがれやすくなるのでご注意ください。


    尚、貼った際に当たり所が悪かったりすると痛み等の違和感や
    かゆくなったりするときがありますが、その際は外していただいて結構です。

    鍼が刺さらないパイオネックス

    上記で述べたパイおネックスはお手軽なものですが、
    どうしても鍼がダメという方も見えるでしょう。

    そこで登場するのがパイオネックスゼロという商品になります。

    パイオネックスゼロはいわゆる、刺さない鍼のシールとなっています。

    見た目は通常のパイオネックスと同じように見えますが

    先端が刺さらないようになっているので、
    貼った際には皮膚に接触してるだけの状態になります。

    このパイオネックスゼロは当院でもこりスポッとという商品を販売していますので
    ご希望の方がいましたらご連絡ください。


    因みに本来鍼は医師か鍼師のような資格者しか使用許可がありませんが
    これなら堂々と使用できるので安心です。

    鍼ってどうやって打つのか

    鍼は同じものでも色々な打ち方があります。
    詳しい内容は別記事にその一部を紹介してありますので、以下の記事をご覧ください。

    なぜ鍼はトントンして打つのか

    現在鍼を使用する際はほとんどがトントンしてやっていますが
    これは江戸時代の頃、杉山和一さんという鍼灸師が編み出し普及させたと言われています。

    因みにトントンせず打つ方法も当然あります。

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