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うつ病について経験を交えながらお話ししてみる

    投稿日:2022年9月17日 | 最終更新日:2024年8月17日

    今や言葉としてはよく聞くようになったであろううつ病。

    その昔筆者もなったことがありますので
    今回はその時の体験も交えながらお話しつつ、
    すこしでもうつ病とはどんなものかが伝わればと思います。

    うつ病ってどんな状態になるの?

    まずうつ病になるとどんな状態かをお話していきます。

    まず一般的な内容としては、

    • 気分が常に落ち込んでいる
    • 何をしても楽しめない状態になっている
    • 眠れない
    • 食欲がない
    • 疲れやすい

    といった感じなものがありますが、

    これ以外にも躁うつ病をはじめとした別のものがあったり、
    類似したうつ病じゃない別のものもあったりします。
    うつ病の状態をたとえる簡単な例に挙げられるものの一つとして、
    コップに水をいれていき、
    その水がコップをあふれてしまった状態がうつ病と言われています。

    コップ、つまり容器は心の余裕の大きさで
    水はストレスとかその辺りに例えると意味がわかるのではないでしょうか?

    どうしてうつ病になるの?

    発症の原因は正確にはよくわかっていませんが、感情や意欲を司る脳の働きに何らかの不調が生じているものと考えられています。
    うつ病の背景には、精神的ストレスや身体的ストレスなどが指摘されることが多いですが、
    辛い体験や悲しい出来事のみならず、結婚や進学、就職、引越しなどといった嬉しい出来事の後にも発症することがあります。
    なお、体の病気や内科治療薬が原因となってうつ状態が生じることもあるので注意が必要です。

    引用:厚生労働省

    うつ病の原因は上記の通りはっきりとした原因はわかっていないとされていますが、
    うつ病状態の人は脳内にあるセロトニンという成分が低下しているものは見かけるようです。
    後はうつ病になるような方の傾向として、

    • 真面目な性格
    • 完璧主義
    • 先の内容や行動を数倍見通している
    • 仕事熱心で優れた能力を持つものの、自信がない
    • 妥協しない

    といったものが挙げられると言われます。
    つまり逆に言えば楽観的なタイプなどの人はなりにくいとも。

    後は環境的なものでいえば同じく引用文にも記載されている物も含めた、

    • 大切な人との急な別れ(死別、離婚、別れるなど)
    • 仕事や学校

    などもあったりすると言われています。

    つまり、自分の性格に環境が合わなかった場合ということでしょうか?

    うつ病は治るものなのか?

    うつ病は治るには治ると言われています。

    主な治療法とされているのは、

    • 基本薬によって睡眠導入剤や精神安定剤を使っていく
    • カウンセリングもしていく
    • 大分良くなってきたら漢方薬などの軽めの薬を使用して、最終的に薬がなくてもいい状態にしていく
    • リハビリがあるとすれば、うつの状態の原因と向き合うことをしていくことになる

    といった、いくつかの点が主となりますが、
    カウンセリングは先生によって違いますので
    相性がかなり大事になってくるのではないかと思います。


    あとは、実際なった身だったり、周りの重度な方を見て思うのは、

    1. 重度な人トラウマの症状などを程相当引きずってる感じがする
    2. 治ったという表現が果たして正しいのか?
    3. 症状的に落ち着いても原因を対処できるようにしないとぶり返すかも
    4. 場合によってはアレだが、割と時間がかかる感じがする

    といった感じに思えます。

    2に関しては、3の内容と併せて言えば
    治ったというより、適応できるようになったという方が近いのかなと感じています。

    4に関しては個人差があるのですが、
    自分の場合は体感10年位はかかったのかなと感じます
    ただし、例えば素敵な恋人や理解者ができたなどの
    心の特効薬的存在が現れた場合は
    回復は早いのではないでしょうか?と思います。

    うつ病は症状が周りに見えないから理解できる人は少ない

    うつ病は心の風邪と言われてはいますが、普通の風邪と違って目に見えません。

    普通の風邪ならのば、

    • 声がいつもと違いかすれたりして違う
    • せき・くしゃみなどとして現れる
    • 場合によっては熱も出たりする

    等のように目に見えてわかるため、心配されるはずですが、

    うつ病の場合は中々見た目だとわかりにくく、

    それを物理的な内容で例えるならば

    • 骨折してても普通に歩いてる感じ
    • 顔色が悪くても化粧で見えない状態になっている
    • 実はアレルギー体質(食べ物の場合だと食べない限り分からない)

    といった感じでしょうか?

    ただ見えないだけならいいのですが、うつの状態がずっと続かない人もいて

    例えば仕事中はうつ状態がでている一方で
    プライベートだとうつ状態が一切でないのような方も見えます。
    (それを世間では新型うつ病のような感じ呼んでいるようですが、新型も何もないと思います)


    このパターンだと常時うつの人よりも
    もしかしたらもっと理解ができないかもしれません。

    どちらにしても、原因がどういうものであるかで変わってきますので
    原因さえなければ上記の赤字のように、大丈夫という場合も時にはあります。

    鍼灸治療でなにかできないのか?

    鍼灸治療は自律神経に対してのアプローチをするやり方もありますので
    自律神経が乱れているうつ病はまさにうってつけだったりします。

    そういう意味で全体を整える経絡治療は外せないでしょう。

    鍼灸でなくともあんまやマッサージなどでリラックスしてほぐしてもらうだけでもやはり違ってきますし、
    そこに安心感があればなおさら効果は出てくるのではないかと思います。

    後は技術もそうなのですが、やはり一番大事になってくるのは信頼感だと思います。
    これがないと如何に技術があっても改善するものも本当に厳しくなるのではないでしょうか?

    ストレスや環境が合わない時は早めに相談を

    うつ病は条件が合えばだれにでもなる可能性があると思います。

    一度うつ病になってしまうと確かに改善はされるにはされますが
    沼から出ようとする感じで中々抜け出すのが大変なことが非常に多いです。

    更には理解するにも、なった人しかあの感覚はわからないのも厄介でありますし

    病院の先生もですが、それ以外の家族や友達などの
    うつ病になった人の周りの理解も必要なのが特に重要だと思います。

    (一番身近な家族が理解してもらえない場合は本当に大変どころじゃありません)

    更にうつ病自体は人によって内容が違うものもありますが

    この先もっと理解できる環境なり、
    静養する環境なりがもっと整ってくれることを祈りたいです。

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