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【鍼灸マッサージ師が教える】正しい姿勢を意識するのは一度ケアをしてからの方がいい

    投稿日:2022年9月1日 | 最終更新日:2024年1月10日

    最近姿勢が悪いと感じたときに正しい姿勢を意識するべく、
    良い姿勢を癖にしようと努力しようとするという事は、日常でみる良くある話なのですが
    果たして意識するだけで本当に良い癖はつけれているのでしょうか?
    実際は意識することを心がけても一見良さそうに見えますが、そういう訳には行きません。
    今回はそんな姿勢にまつわるお話と
    鍼灸マッサージをはじめとしたケアを併せて行った方が良いというお話を
    簡単にですがしていこうかなと思います。

    正しい姿勢のつもりでも実はそうではない?

    正しい姿勢を普段から意識して行ってる方は絶対とは言えないものの、
    それが日常レベルとなっていて、良いクセが出来上がっているはずなので
    恐らくですが、大丈夫かと思われます。
    しかし、例えば猫背や足を組み続けるなどの、
    元々悪い姿勢が続いてる人が正しい姿勢を意識しようとする場合は
    高い確率で以下のような状態が起きてると思われます。

    まず仰向けになってもらった時にまっすぐの姿勢を作ってもらうとしましょう。
    すると面白いことに、本人はまっすぐなつもりでも
    どちらかに足がカーブした状態になっていたりしているわけです。
    そしてそんな人に対して、本来の意味でのまっすぐの姿勢にすると
    結果的に違和感を覚えるということになります。
    以上のことから考えうる結論と言いますと、
    普段きちんといい姿勢をしてるつもりでも
    実はゆがんだ姿勢なのに正しい姿勢と思っている割合が非常に高かったりします。


    これは本人が鏡などで確認をしようとしてみても若干怪しいところがありますので、
    もし姿勢が悪い人が正そうと思う場合は、一度第三者に見てもらって
    ありのままの意見を行ってもらう所からやってもいいかもしれません。

    一度根本から整えると本当の意味で正しい姿勢がとれる

    本人が正しい姿勢を取っているつもりでも、
    実は曲がっているということを上記まででお話しました。
    ならばどうすればいいのか?ということに当然なるはずでしょう。
    その答えはいたってシンプルになります。
    それは専門の人に一度鍼灸マッサージ、あるいは矯正等によって整えてもらい
    歪みやコリなどをしっかり取ってもらう所から始めましょう!

    歪みは想像しやすいと思いますが、コリやハリなどでも同様に、
    スジが引っ張ったりすることで正しい姿勢をとる邪魔になるというわけですね!

    正しい姿勢を取れない原因を取り除いてから改めて正しい姿勢を取ろうとすると
    今度は本当の意味で正しい姿勢を違和感なく取れるようになるはずです。

    自然体で正しい姿勢が取れるようになった後は、
    そこから変な姿勢を取らないように気をつけて日常を過ごしてみましょう。
    そうすることによって、以前のような変な歪みになる可能性は低くなっていくはずでしょう。

    余談ですが身体の柔軟力に関しましても
    コリやハリが原因で落ちてしまうことがよくありますので
    どちらにしてもまずは全身を整えるという事は大事だったりします。

    だからスポーツ選手は特に身体のメンテナンスを意識しないといけないのがわかる案件です。

    時々ケアをしてもらいながら正しい姿勢を意識しましょう

    今回は姿勢にまつわる内容と、
    そこに関連してのメンテナンスという項目でお話してみました。

    普段から正しい姿勢を取ってるつもりでも実はそうではないということは、
    今まで施術している間に何度も見ています。
    例えばまっすぐのつもりでうつ伏せになってもらったら「くの字」気味だったりもですが
    場合によっては顔をまっすぐ向いてるつもりでも実はそうでなかったという事だったり等。
    姿勢を正すということを自分でやれるに越したことはないのですが、
    ゆがんでる状態が正しいと身体が思っている状態ですので、
    もし正しい姿勢を本当に目指すなら
    一度身体を整えてもらってからやることを強くお勧めします!

    余談ですが恐らくモデルの方は正しい姿勢を取るために
    普段からの姿勢もですが体幹を鍛えたり、筋肉も適切に鍛えたりと
    一般の方が分からない努力あってこその姿勢だと思います。

    正しい姿勢をとるだけでも身体の余計な負担を減らすのは勿論ですが
    堂々とした振る舞いに見えたり、しっかりしてるように見えますので
    やはり小さなことかもしれませんが大事になりますね。

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