投稿日:2022年10月1日 | 最終更新日:2024年5月24日
普通に生活していれば名前しか聞くことのない症状名であろうエコノミー症候群。
確かに普通に過ごす分には起きないのは間違いはないのですが
長距離トラックの運転手をはじめとした特定の業種に就いている方だったり
あるいは海外旅行を好んで行かれる方などはモロに該当していきます。
今回はそんなエコノミー症候群についてお話していこうと思います。
エコノミー症候群って?
まずエコノミー症候群の正式名称は
急性肺血栓症(きゅうせいはいけっせんしょう)と言います。
そして厚生労働省の内容を引用すると次のように記載されています。
食事や水運を十分に取らない状態で、車などの狭い座席に長時間座っていて足を動かさないと、
引用:厚生労働省
血行不良が起こり血液が固まりやすくなります。その結果、血の固まり(血栓)が血管の中を流れ、
肺に詰まって肺塞栓などを誘発する恐れがあります。
狭い場所という条件がありますが、場合当たり前のように生活していたある瞬間で
突然上記のような厳しい状況が起きると恐ろしいですよね
因みに肺塞栓というのは肺の中の血管が詰まる状態ですので
それが如何に良くないかは想像に容易いのではないでしょうか。
狭い場所って?
エコノミー症候群になる可能性が高い狭い場所で
特に日常的なものかそれに近いものと言ったら飛行機と車になどがあります。
そもそもエコノミーというのは飛行機のエコノミークラスの事を指していて
スペース的にそこまで広くないのと、
エコノミークラスで急性肺血栓症が良く起きていたからこの俗称が生まれたようですが
最近ではビジネスクラスでもあるようなので旅行者血栓症ともいうようです。
車の方は飛行機よりは身近ですが、車の中で長い時間いることがある人というのは
エコノミー症候群になる可能性が高い狭い場所で
特に日常的、またはそれに近いものと言ったら飛行機と車になりますね!
車の方は飛行機よりは身近ですが、車の中で長い時間いることがある人というのは
- 長距離運転するトラックドライバーなど
- 車中泊が日常になってる人
恐らくこの2点の内容で行動を頻繁に起こしている人くらいでしょう。
1の場合は仕事柄な案件が多いですが、拘束時間は長いと思います。
2の場合は1と併せたものとなってはいますが
地震などの天災により泊まる場所が車で過ごしているという場合は注意です。
そこまで頻度が多くなければまだいいのですが
日常レベルになってしまってる人は本当に気を付けておきたいものです。
エコノミー症候群を予防するには?
エコノミー症候群が足の血流が悪いという事になりますが
予防するにはどうしたらいいか?となるはずです。
簡単に言ってしまえば血流を良くすればいいことになりますが、
- 適度な頻度で水分補給
- 散歩やストレッチ、体操などの足の運動
- 鍼灸マッサージなどで筋肉を柔らかくする
並べていくと上記のようなことになりますが、
これはエコノミー症候群だけでなく、こむら返りでもいえることですね!
鍼灸マッサージでふくらはぎを柔らかくしよう
エコノミー症候群の予防として筋肉をしっかり柔らかくすることを挙げていますが
そもそもこの件に限らず、
普段から運動やストレッチだけでは追いつかない事はどうしてもあります。
そこできちんとマッサージや鍼灸でほぐしたりすることをおススメしています。
マッサージの方は下半身は手が届きますので自分でもやれますが
特にふくらはぎは強くやりすぎると
もみ返しの可能性が高い場合がありますので加減には注意して行ってください
押し方は指でやってもいいですが、おそらく疲れやすいと思いますので
手根(手の付け根)を使ってゆっくり押してみたり
円を描くようにさするような動きでやってみていいと思います。
ふくらはぎに関しては両方の手根でふくらはぎを挟み込んで
気持ちがいい加減でシャカシャカ動かすのもいいでしょう。
但し、激しくやりすぎると腕が疲れますので注意して行いましょう。
飛行機や車内などで長時間いる際は気を付けていきましょう
今回は馴染みがある人とない人が分かれそうですが、
知っておいて損はないであろうエコノミー症候群について触れてみました。
確かに条件に当てはまらない人は一見関係のない話かもしれませんが
そもそも筋肉が固くなること自体いい事ではありませんし
道中でお話した通りこむら返りのような、同じ場所で起こる別のものだってあります。
それにいつそのような環境になるかどうかも分かりませんので
最低でも頭の片隅に置くことは悪い事ではないと思います。
何やともあれ、毎日が楽しく過ごせるためにも予防に越したことはありませんね!