投稿日:2022年8月28日 | 最終更新日:2024年1月24日
こむら返りといいますと、特に夜寝ていると、突然足がつるなどのけいれんが起きて
治まるまでもがき続ける人が多いイメージが強いのではないでしょうか?
あの何とも言えない痛みというか何というか、
悶絶し続けるその様はたまりませんよね・・
しかし事前にきちんと対策をしておけばこむら返りの確率も下がってきますし
更にもしなったとしてもある程度は対処の方法も存在します。
今回はそんなこむら返りについて色々な角度でお話していこうと思います。
こむら返りってそもそも何なのか
こむら返りは特に夜中が多い上に、場所も足によく見られるものでありますが
正式名称を見るとどんな症状かがわかりやすくなっていいますので挙げていきますと、
有痛性筋痙攣(ゆうつうせい きんけいれん)と言います。
症状としては筋肉がけいれんして痛みを発するという、
名称を見ると一目瞭然の内容となっています。
こむら返りはどうしてなるのか?
こむら返りの原因となるのは様々で、
場合によっては特定できない時もある模様ですが、
特によく言われている内容をいくつか挙げていきますと、
- コリ等を含めた筋肉が硬い状態
- 脱水症状などを始めとした水分不足
- ミネラル成分不足(電解質不足)
といった感じのものがあります。
どれも共通するのはおそらく、血流が悪くなるということでしょう。
筋肉が硬いというのは言い方を変えれば運動不足の人が急に動くという状況も当てはまります。
健康な人でもこむら返りになる時はなりますが、
病気を持ってる人(糖尿病、肝硬変、腎不全など)の場合は
こむら返りの確率が上昇すると言われていて
特に糖尿病は合併症が進むほどさらに確率が増えると言われています。
あと例外がない限りは女性の話になりますが、
こむら返りはハイヒールも要因になっているという話もあるようです。
歩くときの足への負担がつま先立ち状態に近いと思いますので
その結果ふくらはぎへの負担が大きいというのも考えられるでしょう。
ハイヒール自体はそもそも履き続けることでこむら返り以外にも
間接的に腰への負担の影響も大きいと言われています。
したがって仕事柄どうしても履かないといけない人以外は
長時間の使用は極力おすすめできないですし、
どうしてもハイヒールを履いて仕事をするのが主な人は
鍼灸マッサージを始めとしたケアをしてもらって
こむら返りもですが、腰も含めた他の場所もケアしてもらう事を勧めます。
こむら返りに対して予防するには?
こむら返りをどうにか予防しようという方法は、
単純に原因になるものを取り除いていけば大体大丈夫でしょう。
つまり上記のこむら返りの原因の内容から見ていきますと、
- 水分補給(脱水防止とミネラル、つまり電解質摂取)
- 運動をするならウォーミングアップ&クールダウンをしっかり行う
- 筋肉のストレッチをしっかりしておく
- 筋肉が固くならないようにケア(ほぐしたり鍼灸マッサージなど)をする
ということになります。
筋肉に対してはストレッチのアプローチがすぐできますが
既に固くなっている場合は
一度鍼灸マッサージなどで柔らかくしてもらってからの方が絶対いいです。
後水分補給で気をつけないといけないのが
サウナなどの汗をかいたりして水分が飛びやすい状況の時です。
汗をたくさんかいてしまうと水分不足になるので
その結果こむら返りになりやすい状況もですが、
血流が悪くなってしまいますので注意したいところです。
普段から予防をしておけば
特にこむら返りになりやすい人ほど助かるのではないでしょうか?
こむら返りにもしなってしまったら?
万が一こむら返りになってしまうと、それが落ち着くまでもがく人が多く見られると思いますが、
実はけいれんした場所を落ち着くまで伸ばすと放置するよりも
けいれんしている時間が少なくなるため応急処置になります。
因みに伸ばす際には個人的にはやや強めに伸ばし続けておくといいかなと思います。
ふくらはぎでいえば、足首を頭の方に向かってそらすことで
ふくらはぎが伸びる形になりますよね!
それ以外の場所がけいれんした場合も同様に、
けいれんした場所を伸ばすことをしていくといいのですが、
場所によっては自分だけでどうにかできないこともあるかと思いますので
もしけいれんが起きた際一人出なかった場合は
他の方に手伝ってもらって、けいれんした場所を伸ばしてもらいましょう!
尚、お医者さん的な治療の場合は、
漢方薬や筋肉をゆるめる薬や
糖尿病で使う薬を使うところもあるみたいです。
後漢方薬は市販のツムラの漢方薬(68番)を使用してる人もいたりします。
こむら返りにならないように日頃からケアを怠らないようにしましょう
夜中に足がつってしまったらもう我慢するしかないと思ってる人が
もしかしたら多いのかもしれない感じがしますが
案外やれることは結構あるのが少しでも伝わってもらえたら何よりかと思います。
少なくとも水分補給や筋肉を硬くしないという辺りの予防策はすぐにでも出来ると思いますので
まずはそこから初めて見てはいかがでしょうか?
ただ、筋肉の硬いものは余りにも硬いとストレッチなどでは追いつかないので
最初はしっかり治療院などでしっかりほぐしてもらってからするといいと思います。