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鍼灸を用いた便秘と下痢へのアプローチについて

    投稿日:2022年9月29日 | 最終更新日:2024年6月17日

    鍼灸に関して今回は便秘と下痢についてになります。

    便秘と下痢・・それは誰でも起こり得る内容ですよね!
    そして同時に、どちらも正常な状態でないのものも確かであります。

    そんな便秘と下痢について簡単に触れつつ、
    鍼灸のアプローチについても同時にお話していこうと思います。

    便秘と下痢ってどんなだっけ?

    まず、便秘と下痢を簡単に言ってしまえば

    • 便秘は排泄物が詰まって出てこない
    • 下痢は排泄物が緩くて水っぽくなってしまう

    といった感じになるかと思いますが、
    それだけだとあまりにも単調なのでもう少しだけ掘り下げようと思います。

    便秘について

    便通は本来、毎日あるのが健康な状態です。3日以上なかったり、便が硬くて量が少なく残便感があったりする状態を便秘と呼びます。
    女性に多く、排便が困難になるほか、腹痛、腹部膨満感、食欲不振などの症状もあらわれます。
    肌荒れや肩こりなど、全身に影響が出ることもあります。

    引用:くすりと健康の情報局

    排便がなかなか出来ないのは確かですが、
    そもそも便秘認定の基準としては4~5日と言われています。

    つまり、1~2日出ない日があってもきちんと出れば便秘とは言わないようですよ!

    但し、毎日出たとしても排泄物の出が悪い時は考えようだと思います。

    原因として様々でありますが、

    • 大腸の動かす機能(蠕動運動)が正常じゃない
    • 交感神経が過剰になりすぎて動かない
    • 副交感神経が過剰すぎてうごかない(うさぎのフンみたいな状態)
    • 排便をいつも我慢していたり、寝たきりの人
    • 大腸ガンなどの、明らかに危ない原因

    といった感じのものなどがあるようですが

    例外として薬の副作用によるものもあったりするみたいですよ!

    そして便秘は女性に特に多く見られるわけです。

    そもそもの原因として女性特有のホルモンバランスによるものもありますが、

    • 腹筋が男性に比べて強くない
    • 無理なダイエットをしてしまった
    • ストレスを含めた精神的理由

    というところからも男性より頻度が多く見られるようです。

    下痢について

    排便回数が増え、軟便あるいはかゆ状の便が出てくる「下痢」は、食中毒など感染を起こしたとき(分泌性下痢)、
    腸の水分吸収が不十分なとき(浸透圧性下痢)、暴飲暴食やストレスなどで腸が動き過ぎるとき(運動亢進性下痢)に起こります。

    引用:くすりと健康の情報局

    下痢は上記でお話した通り水っぽくなるのもありますが、柔らかい場合も当然あります。

    後は排便回数は当然多いですね。

    そもそも水っぽいというのはどうしてかといいますと、
    本来排便する前に水分は主に大腸によって吸収されていくはずですが
    その機能が十分に果たせていない場合は当然水分が吸収されないので
    つまり排便と一緒に普段より多く水分も出てきてしまうというわけですね・・

    ここまでの内容は単に腸の動きが悪くてというだけの話になりますが、

    • 下痢がとてつもなく激しい
    • 血が混ざっている
    • 下痢以外にも身体に不調がある
    • 食中毒の疑い
    • 脱水症状の疑い

    などといった、明らかにお医者さん案件なものもありますので

    状況に応じてはきちんと迅速な判断が必要になることも忘れてはいけませんね・・

    便秘と下痢に対しての鍼灸アプローチは?

    まず、便秘と下痢は腸内という場所は同じであっても内容は違ってきますので

    それぞれ簡単にですがお話しようと思います。

    便秘のアプローチ

    そもそも便秘のアプローチは色々ありますが、

    まず誰でもすぐにやれそうな場所に合谷というツボ(経穴)があります。

    鍼でやるに越したことは勿論ないのですが、
    便秘による腹痛の時に強めに押すと助けになる事がありますよ!

    それ以外ですと、手首に神門というツボがあるのと
    (手首のしわの小指側のへこんだ辺りとなります)

    おへそも含めた、お腹周りに便秘にいいとされるツボがいくつかあります。
    (おへそから左右指3本分の所と上下に指4本分の所)

    お腹に関してはお灸を使ってあげるとよりいいと思います。
    (おへそは流石にお灸しかできません)

    どの方法にしても胃腸の動きを助けるための刺激となりますので

    それによりしっかりと効果が出てきた暁には
    早い人は施術後辺りから既に動いているという場合もあったりしますよ!

    下痢のアプローチ

    下痢のアプローチは詳しいところは割愛しますが
    お腹が痛い時とそうでない時でベース(経絡治療)が違ったりします。

    したがってまずは今回に限った話ではないですが、
    全体を整えてから、それぞれの対応する場所に施術をして行く事になっていきます。

    とりあえずセルフで押したり出来そうな所の一つをチョイスするならば

    百会(ひゃくえ)という場所があります。

    詳しいところは別記事に載せてありますが
    場所がどこかと言いますと、いわゆる頭のてっぺんになりますよ!

    便秘や下痢の予防のためにも腸内環境も大事に

    便秘や下痢は一見すると大した症状出ないように見えますが

    基本的に腸の動きが良くないところが原因であることが多いでしょう。

    しかし場合によっては重病のこともありますので油断してはいけませんね!

    したがって、鍼灸などで整えることも確かに大事ですが

    あまりにもおかしい時は検査するところから始め、
    その結果次第で動いても問題はないかと思います。

    どちらにしても便秘や下痢はストレスから引き起こされることも珍しくありませんので

    もしそれが原因の場合は便秘や下痢だけでなく
    他の症状も出てるはずなので、まずは全体を整えるところからだと思います!

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