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マッサージしてもらったのに翌日元に戻るのはなぜ?

    投稿日:2021年7月16日 | 最終更新日:2023年10月17日

    「かなりコリが酷く疲れていたのでマッサージ受けてその日はスッキリ!
    だけど翌日起きたらまた元に戻ってしまった・・」


    こんな感じな人はかなり多いのではないでしょうか?

    その結果、これまた多くの人が思っているかもしれないと予想されるのは

    • マッサージ(あんま・指圧)なんて気休め程度
    • マッサージやっても効果なんてない

    というものになるはずでしょう。

    しかし実際はそんなことはないです。

    今回はそんなことはないという事が少しでも伝わり、
    疲れた時は正しいところでほぐせばスッキリできるというきっかけになればと思います。

    なぜほぐしてもらった後の爽快感が翌日までしか持たないのか

    まずは核心部からお話ししていきましょう。

    全てに該当するわけではありませんが
    コリに関しての大体の理由は一言でまとめてしまえば・・・

    表面しか押していない為しっかりとコリが取れていないから


    これの一言に尽きます。

    表面しか押していないと冒頭でも言っている、
    「その日はスッキリしたけど翌日に元に戻った」が起こるわけですね!

    しかし人によっては「コリに深さがあるのか?」という方も一定数見えるようなので
    土の断層で表してみようと思います。

    コリの深さを土の断層で例えてみる

    まず、土の断層はこんな感じで何層もありますね!

    断層は恐らく奥に行けば行くほど固くなっていると思われますが
    例えば最深部に宝があるとすると、一気に掘り切るのは難しいですよね?

    従って何日もかけて掘っていくわけですが、
    掘るのをやめてまた土が埋まってしまうと
    時間がたつにつれて土がまた固まってしまうはずですので、振出しに戻る事でしょう。

    人のコリを断層にしてみると次のようになります

    コリの層コリの内容
    第1層ハリが強い、または筋肉痛
    第2層石つぶてのようなコリ
    第3層ハリが強い
    最深部棒のようなスジがある

    人によって内容は変わりますのでこれは一例です。

    一番取りたいのは最深部の棒のようなスジとします。
    これが上記で説明した土の断層の宝の部分。

    表面だけしか押していない場合は
    大体第1層のハリが強いところだけしか取れないわけです。

    したがってそこだけ掘っても宝に行きつきませんし、
    すぐに土がかぶさるどころか断層的には開拓できませんよね?

    かと言って、いきなりパワフルさを発揮して
    一番最深部を掘れるかと言うとそれは物理的にも無理です。

    だから、順番に掘る必要があったんですね。

    コリは浅いところから順番にとっていく

    人の身体でも順番に取り除いていかないと
    押したとき不快すぎる痛みがでたりと、不都合が必ずでますね・・

    そこで上記の表でいいますと、

    1. 第1層のハリのある者に対してのほぐし方をして
    2. 第2層が見えたら固まった石つぶてに対しての押しかたに変え
    3. 再び第3層でハリが見えたらまた押し方を変えていき
    4. 最深部になったら仕上げの押し方をしていく

    という事をしていくわけです。

    ただしこれを一回の施術で必ずやり切るわけではなく、
    回数に分けて行っていく方が身体の負担は少ないのもですが
    実際1回だけでは取り切れない事はよくあります。

    奥のコリをほぐす際に気を付けたい事

    頑固なコリがあるという事は、
    つまり一定数以上の年月を経て出来上がっているという事なのです。

    その固まったコリを一気にとると確かにスッキリしますが、
    人によっては反動が強く出る場合があることも覚悟しないといけません。

    詳しくは以下の記事にも記載しています。

    マッサージはきちんと行えば気休めではありません

    マッサージ(あんま・指圧)は決して疲労を取るにあたって気休めではありません。

    正しく施術を受ける事が出来たなら疲労云々もですが、
    体力の回復の手伝いはもちろんのこと、気力の充実にも一役買ってくれることでしょう。

    もし一度しっかり奥までコリをほぐすことが出来たならば
    体調がいい状態での長持ちにもつながりますので

    まずは一度しっかりほぐしてはみませんか?

    もちろん鍼やお灸などもその手伝いはできますよ!

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