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鍼灸でアプローチする頻尿について

    投稿日:2023年1月7日 | 最終更新日:2023年7月6日

    鍼灸にてアプローチする頻尿(ひんにょう)についてが今回のお話となります。

    頻尿は例外を除き特定の年齢以上にならないと
    実際は起きにくいものではありますのでピンとこない人もいるかもしれません。

    そんな頻尿ですが、知識として覚えておいて損はないでしょう。

    該当しない若い世代も明日は我が身となるのは間違いないと思いますので
    ここは簡単にでも触れておいてみましょう!

    頻尿とは?

    「尿が近い、尿の回数が多い」という症状を頻尿といいます。
    一般的には、朝起きてから就寝までの排尿回数が8回以上の場合を頻尿といいます。
    しかし、1日の排尿回数は人によって様々ですので、
    一概に1日に何回以上の排尿回数が異常とはいえず、
    8回以下の排尿回数でも自分自身で排尿回数が多いと感じる場合には頻尿といえます。

    日本泌尿器学会

    まず頻尿というのは日本泌尿器科学会によれば上記のようになります。

    一言でまとめればつまり、おしっこの頻度が明らかに多いという事になります。

    原因は様々

    上記でおしっこの頻度が多いと言いましたが
    頻尿になる原因は様々のようで

    尿が多く出ているもの(多尿)から、病気(炎症や感染)の類、
    そしてストレスなどの心因性といった具合に多様だったりします。

    日本泌尿器科学会

    因みに頻尿は年を取るほど可能性は上がるようですので
    後述のように事前に対策が出来るものをしていきたいところです。

    頻尿に対してどうしたらいい?

    もし頻尿だと思ったらになりますが、上記の通り原因が様々であります。

    頻尿が気になる際には、排尿日誌を付けてみることをお勧めします。
    排尿日誌では、トイレに行った時間と排尿の量、
    水分を摂った時間と量などを3日ほど記載していただきます。
    もし、明らかに水分を多く摂取しているようであれば
    水分摂取の調節により改善しますが、病気に関わるような場合は
    原因を明らかにして、その原因に応じた適切な治療や対処をする必要があります。

    日本泌尿器科学会

    したがって上記の引用文のようにセルフチェックを行う所から始めていきますが

    病気の類の可能性の場合も考えられますので
    余りにも変だと思った場合はまずはお医者さんにチェックしてもらうといいかもしれません。

    鍼灸を用いた頻尿へのアプローチは?

    鍼灸での頻尿アプローチはどのようにするかとなります。

    今回の症状に限った話ではないですが
    やはり最初に行うのは全体を整える行為である経絡治療からになります。

    そしてそれを施してから行うのはやはり温めることとなります。
    つまりお灸ですね!

    頻尿は冷えが強い事でも起きうるとされていますので
    お灸を使って冷えにかかわる場所に施してあげることで助けになるでしょう。

    したがって普段の生活でも冬場は特にカイロなどを使って温めるのもですが
    じっくり温泉などに浸かったりしてもいいでしょう。


    温泉やお風呂の負担が大きいという方もいるかと思いますので
    そういう方でお手軽にやれそうなものはやはり足湯でしょうか。

    まとめ

    頻尿は基本的に高齢者が多いイメージではありますが、
    原因が様々なのもありますので、原因次第ではそれ以外の世代でも十分ありえます。

    特にストレス性のものに関しては年代問わずあるかと思いますので

    万が一違和感を感じているのであればまずはお医者さんで見てもらい
    病気の類がないかを確認しつつ、もしそうでなければ鍼灸で整えるということも
    ひとつの手段として活用してみてはいかがでしょうか?


    あとは原因が病気などの治療案件以外でやれそうなことと言ったら
    尿を出すときに使う筋肉である
    膀胱括約筋(ぼうこうかつやくきん)を鍛えるのもアリかもしれません。


    やりかたは結構簡単で、

    1. 息を吐いたときにお尻の穴を閉める
    2. 1を5秒位かけて行う
    3. 息を吸いながらお尻の穴を緩めていくが、同じく5秒位かけて戻す
    4. 1~3を1日に3回位行っていく

    といった具合でやってみるといいでしょう。
    何故お尻の穴をしめるかというと、お尻の穴をしめることで
    膀胱括約筋も一緒にしまっていく構造になってるからだったりします。

    足腰を鍛えるのももちろん大事ではありますが
    こういった見えない場所も鍛えておくのもいかがでしょうか?

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