投稿日:2023年11月7日 | 最終更新日:2023年11月7日
日常を過ごしている際にせきやたんは勿論、
仕事などが忙しすぎたりすると疲れが抜けにくい状態に陥ることもあるかもしれません。
今回は鍼灸マッサージで使われる経穴(ツボ)のうち、そんなせきやたん、疲れやすい症状などに良いとされる
太淵(たいえん)という場所について紹介していこうと思います。
太淵の場所は?
太淵の場所はどこかと言いますと、手のひら側の手首の所にあります。
詳しい位置を開設していきますと、次のようになります。
- 手首の内側を見ると何本かシワ(横紋と言います)があるのを確認できます。
- そのシワの中で一番上(指先側)のところの、親指側を触ると脈を打つところがあり、そこが太淵となります。
割と探しやすいと思いますので、まずは場所を見つけてみてはいかがでしょうか?
余談ですが、この太淵と同じ経絡上には、列缺(れっけつ)という場所も存在します。
経絡については経穴と共に別記事でお話してますので、
意味が解らない方はそちらも参照くださいませ。
太淵で期待される効果は?
太淵を刺激することで良いとされる内容は、次のようなものがあります。
- せき
- たん
- 胸の痛み
- 消化器系の機能が衰えたと感じる時
- 疲れやすい・倦怠感(だるい)
- 慢性関節リウマチ
- 手のねんざ
- 肩・背中のいたみ
- しみ・そばかす
- 円形脱毛症
太淵は主にせきやたんに良いとされていますが、
それ以外もご覧の通り様々な症状に適応していると言われていますので
色々な症状に対して使用することが出来るのは強みでしょう。
特に疲れやすい状態の人は結構いるかと思いますので、覚えておいて損はないはずです。
尚この太淵は経絡治療でも良く使う場所の一つになりますので、
鍼灸院で経絡治療を受けたことがある方は、知らないうちにこの太淵を刺激してもらっているかもしれません。
太淵の刺激の仕方は?
太淵は指圧でも良いのですが、ここはお灸が良いと思います。
せんねん灸を使って太淵を温めていき、熱さを感じたら取り去るだけで良いので、
加減などもあまり考えないで済みますので結構簡単にできます。
または、鍼のシールでも良いでしょう。
自分で行うならば、上記画像のような刺さらないタイプの一般の方でも使用可能なものがありますので
こちらも気軽に刺激できるはずです。
当院でも販売しておりますので、ご希望の方は声をかけてください。
せきや疲れやすい症状などに対しては「太淵」を。
毎日仕事や激しい運動などが繰り返すと疲労が中々抜けなくなったりしますし、
体力が落ちている時は風邪をひきやすくなり、せきやたんが出やすくなることも珍しくありません。
そんな時は太淵を刺激することも大事なのですが、
全体的にもケアをして疲労を取ることも含めて改善していきたい所でしょう。
余りにも疲れすぎていますと、太淵を刺激しただけでは追いつかないと思いますので・・
そして太淵はせきやたんにも良いとはなっていますが、
インフルエンザや新型コロナウィルス(COVID-19)などの感染症の類の可能性も考えられますので
該当する症状になりましたら、まずは医療機関で診てもらうのを忘れないようにしていきましょう!
疲労が溜まりやすい症状などでお悩みの方は「うっつん治療院」へ
ツボを知ることで、快適な日常生活のお助けになる場合があります。
もし頭痛や首コリが慢性化している、ツボの刺激だけでは改善しづらい場合は、
専門の鍼灸院のサポートを受けることをおすすめします。
当院では、経験豊富な鍼灸・マッサージ師が、
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