【ギックリ腰】夏で起きやすい原因は水分不足?

投稿日:2022年8月15日 | 最終更新日:2023年6月5日

ギックリ腰はなってしまうと最悪動けなくなってしまう症状ですが実は夏に結構多く、当院でも結構見かけることがあります。


ギックリ腰自体の原因はいくつかありますが、
その中のうち、夏で起こりえる原因の一つである水分不足が考えられます。

そして夏の水分不足で関連する内容と言えば、熱中症や脱水症状辺りも外せませんので、水分補給が如何に大事だというのは想像に容易いはずです。

今回はそんな水分不足からくるギックリ腰を主体にお話しつつ、
同時に熱中症や脱水症状の内容も絡めてお話していこうと思います。

ギックリ腰の原因がどうして水分不足となるのか

ギックリ腰の水分不足による引き金の大きな原因の一つになるのはやはり熱中症があります。

熱中症は身体中に熱を帯びている状態になりますので、
結果的に水分が蒸発しやすい状況に陥るということになります。

身体中の水分が少なくなるという事がどういう状態かと言いますと、
筋肉が固くなりやすくなっているという事です。

例えるならば、お肉や魚などのそこそこ水分がある食べ物なら何でもいいのですが
それらの水分が飛んでしまったものを見るとやはり干からびて固くなるはずです。

干し物にした様々な食べ物がその最たる例ですが、
例えばサラミなどは、しっかり噛みしめないといけないくらい硬くなってます。

身体中の筋肉が固くなるということは言い方をかえれば、柔軟力が落ちていくとも言えますので

ぎっくり腰になる原因の一つである、
筋肉が固くなるという条件を満たしてしまう上に、
水分も同時に不足していますので、
同じく原因の一つであるミネラル成分不足にもなります

水分不足からくる症状はギックリ腰だけではない


水分不足が原因になるものはギックリ腰だけではありません。

そもそもヒトの身体の70%は水分で出来ているという位ですから
水分不足自体があまり身体によくないのは想像に容易いかと思います。

夏のギックリ腰が水分不足で筋肉が固くなることで起こると言いましたが、
これは腰だけの話ではありませんので、同じ条件で起こりえる内容でも起こりえると言えるでしょう。

最たる例はギックリ腰と同じように筋肉が固くなることで
確率が上がるであろう、こむら返りもその一つだったりします。

脱水症状を防ぐことも気を付けましょう

水分不足から起こる内容に脱水症状もあります。

これらの水分不足が引き金になっている症状をどうにかするには、

  1. まず水分をしっかりとる
  2. なるべく暑い環境にならないように冷やしたりすることを心がける

この2点の、毎年よく言われているものを実行するだけなので
特に難しいことはありません。

1の方は、一気に水分を飲み干したとしても
身体に吸収される水分は限られてますので、こまめに摂ることが推奨されます。
そして水分補給の内容も、基本水だけで十分と言われています。

経口補水液オーエスワンは、以下のような軽度から中等度の脱水症の時にお飲みください。
脱水症の回復後も、以下の3つの状態等における水・電解質の補給、維持にもご利用いただけます。

  • 感染性腸炎、感冒による下痢・嘔吐・発熱を原因とした脱水症
  • 高齢者の経口摂取不足を原因とした脱水症
  • 過度の発汗を原因とした脱水症
  • 脱水を伴う熱中症にも
  • そしゃく、えん下が困難な場合は、ゼリータイプ
引用:経口補水液OS-1

因みに効率よく水分補給するものの一つにOS-1という経口補水液がありますが、

OS-1の出番が来るタイミングは
実は軽度から中程度の脱水症状の時などだったりします。


2の方はエアコンなどを渋らずに暑さを避ける環境を作っていくといいでしょう。

電気代節約と言ってエアコンをつけずに扇風機だけでという人も中にはいますが
もし涼しい環境でない場合でのそれは、

場合によっては命の危険性も考えられますので注意が必要となります。

因みに緊急事態の時は以下の記事でも説明している、
リンパが近い場所(首、わき、股関節)を冷やしていくと効率よく冷やすことが出来ます。

夏もぎっくり腰には気を付けて

熱中症や脱水症状だけでも身動き取れないどころか、
時と場合によっては命の危険もあり得るわけです。

水分不足によりぎっくり腰につながると考えることは
恐らく考え付かなかったのではないでしょうか。

熱中症や脱水症状、そしてそこからくるぎっくり腰もやはり起こしたくないものですので
しっかり水分対策を中心に取って夏は過ごしていきたいところではあります。

いずれの症状もなってしまっても身動きが取れないようなものばかりで、
日常の生活にも支障をきたすのは流石に笑えない状況だと思いますので
些細な行動からだと思いますので、最低限の知識を覚えておいて予防していきたいところです。

そして万が一ぎっくり腰になった場合は
しっかりと応急処置をしたのちに治療院でケアをしてもらうといいでしょう。