投稿日:2022年10月7日 | 最終更新日:2024年8月29日
突然ですが、マッサージの力の加減の好みはどれくらいが好みでしょうか?
因みに筆者は痛気持ちいいくらいが割と好きです。
マッサージは受け慣れた人なら自分の加減も知っているはずですので
よほど例外がない限りは恐らく問題はないはずでしょう。
しかし、初めての人だったりあまり慣れてない人はそうはいかないはず。
そんなわけで今回はマッサージ(あんま・指圧)の
力加減についてお話していこうと思います。
基本強さは気持ちいいくらいがいい?
マッサージの力加減と一口にいいましても刺激の感じ方は性別、年齢問わず様々となります。
更に言えば同じ人でもその時の状態や場所によってすら変わってくるほど。
したがって特定の強さが一番いいというのはどうしてもあり得ません。
それではマッサージの力加減はどれくらいが良いかと言いますと、
その人が一番気持ちがいいという強さということになります。
気持ちがいい加減ならばよほどでない限り負担も少ないはずでしょう。
もしマッサージの加減が気持ちいいだけでは足りないという方でも
痛気持ちいいくらいがギリギリでしょうか?
マッサージが痛いほどいいというのは本当か
当院でも刺激的なマッサージをすることが確かにありますが
何でもかんでも無理な強さでは押してはいませんし、
更に言えば痛い加減でも、もみ返しが来る可能性が低い押し方に心がけています。
そしてマッサージの加減が痛いと一口にいいましても内容的に一つではなく、
- 鈍い痛み(鈍痛)
- 明らかに嫌な感じのする痛み
といった感じで、全く違ってきたりします。
そこで、それぞれの痛みがどう違うのか簡単にみてみましょう。
鈍い痛み(鈍痛)
マッサージの加減が痛いけれども鈍い痛み、
つまり鈍痛(どんつう)があるというのは
恐らく多くの人が経験したことがあるかもしれません。
その正体は例外を除けばになりますが、筋肉のコリやハリに当たるでしょう。
したがって押し始めの最初はこの鈍痛がかなり強いわけですが、
きちんとほぐれてきたならば、この鈍痛の度合いがなくなるか減っているはずです
そして2回目以降にマッサージを受けていきますと、
よほどコリを貯めていない限りは初回より鈍痛が減っているという事になります。
嫌な感じのする痛み
マッサージされて嫌な感じの痛みと一口にいっても何種類かあります。
その中でも今回は、加減が明らかに合わない強さの加減の一例がありますので紹介していきます。
昔とある方を施術した出来事を引用していきますと、
マッサージが好きじゃないという方がいました。
どうしてか話を聞いてみると、
実は初めてマッサージ受けたときに
痛いほどの加減で押して貰っていたので当然ではありますが、
「痛いから弱くしてください」
と緩めるようにしてもらったそうです。
しかしその担当してもらった先生はどういうわけか、
「強いほうがいいんですよ」
と言った上に、弱くもしてもらえないまま続行されていまい
その結果、終わった後逆に痛くなってしまったとのこと。
それがトラウマとなって以後、
マッサージの後また痛くなるんじゃないかという恐怖を感じていたそうです
このような出来事が実際にあったわけですが、
まず最初に言いたいのは、この方の施術をした先生は術者失格だと思います。
というのは、術者の思っていることをごり押しして
受け手の意見を無視してる時点で正直問題外であります。
当院では無理強いはもちろんしていませんが、
万が一他の所で上記のような展開になった場合は強引にでも
やめてもらった方がいいでしょう。
マッサージは本来気持ちがいいものなのにトラウマになってはいけませんから。
尚今回は紹介していませんが筋肉痛の状態も嫌な痛みに該当したりします
実際なった方は想像するだけでもおわかりかもしれませんが、
筋肉痛の時押されると軽くでも結構刺激が強いんですよね。
感覚が鈍くなってる人はどれだけ強くても感じない?
滅多にいませんが、どれだけ強く押しても痛くないという方を
見かけることがあったりします。
とはいっても上記画像のような肉体がすごいというわけではなく、
これまでに施術した人の中で該当する人がどんな人たちだったかと言いますと、
若い普通の体系の女性の方もいましたし、
何ならやせ型のおばあちゃんもいましたので肉体云々ではないのはわかるはずです。
この手の人たちは例外がなければですが、
余りにもコリがひどすぎる結果、神経の感覚が非常に鈍くなっていますので
痛みを感じることが出来ない状態ではないかと思われます。
痛みを感じないなら大丈夫じゃないか?と一見思うかもしれませんが、
そもそも痛みを出すというのはかゆみだったりくすぐったいなどの
身体の反応を知らせるものの一つになりますので、
どう見ても正常ではありませんね・・
問題はどれくらいの強さがいいか?という話になりますが
最初の時点で刺激を加えても感覚がないとなっても問題ありません。
どうしてかと言いますと、きちんとほぐれてきた後ならば、
鈍くなっていた感覚が少しずつですが戻るはずだからです。
実際にそのような方に施術をした後の言葉が
「あー、肩がよく動く!!」といった感じでした。
因みにその方は背中の上部が感覚が無くなるほどに凝っていました。
この手の方の場合、マッサージでほぐすのみでももちろんいいのですが、
鈍くなった感覚を戻すべく、やはり鍼灸も併せてしてあげると更に良いと思います。
マッサージなどの力加減は遠慮なく伝えていきましょう
今回は主にマッサージの力加減について
あれこれお話してみましたがいかがでしたでしょうか?
人によっても強さが違いますし、同じ人でも調子次第で変わってくる為
一見難しそうに見えますが、その絶妙な加減をどうにかするのはプロのお仕事です。
しかしそれでも上記でお伝えしたような術者もいなくはないので
本当にやめてほしい痛みだった場合は、
- (とても)嫌な痛みが出ています
- 変な痛みがあります
といった表現で伝えたらいいかもしれませんよ!
余談ですが、昔施術させていただいた患者様の中には
なでるレベルで丁度いいという人もいた位ですから、本当に千差万別だなと感じました。
因みにこの方にはお灸という形で別の刺激を加えました。
マッサージはきちんと行えば調子の改善の助けになる反面
強さや押し方を間違ってしまうと逆効果という場合もありますので、
強さが合わない場合はきちんと意思表示は本当に大事ですね!
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