鍼をトントンする方法を編み出したとされる、杉山和一さんについて

突然ですが、鍼灸の鍼を刺す時ってどういう風にやると思いますか?

鍼灸に精通してる人を除いた、一般の大多数の人はタイトルの通り

「管に鍼を入れてトントンする」と恐らく答えるのではないでしょうか?

しかし、この方法は大昔からあった方法ではなく、
とある日本人が主に考えて、体系化したというのはご存知でしょうか??

今回はそんな鍼を筒にいれてからトントンする打ち方を技法とした

管鍼法(かんしんほう)を編み出したとされる鍼灸師である

杉山和一(すぎやまわいち)さんについて簡単に触れてみようと思います。

杉山和一さんって?

まずは鍼をトントンする打ち方を編み出した人について簡単にお話していこうと思います。

杉山和一さんは1610年生まれ~1694年(享年85)の鍼灸師でした。

1600年代ということはつまり、江戸時代の方となります
(江戸時代は1600年~1868年)

杉山和一さんは後述する鍼をトントンする打ち方である
管鍼法(かんしんほう)を編み出したとされる人です。

江戸時代のどの時期かといいますと、
ちょうど5代将軍徳川綱吉(1680~1709年)の時になりますね!

徳川綱吉といえば生類憐みの令で有名な将軍ではありますが

和一さんはそんな綱吉の専属の鍼灸師としても活躍し

後進を育てるために綱吉の支援も受けながら

世界初の視覚障害者の教育施設とされる、
「杉山流鍼治導引稽古所」を開設したりもしていました。

尚現在の同じ場所はというと
東京都墨田区にある江島杉山神社となっているようです。


和一さんは85歳でこの世を去っているわけですが

当時はまだ人生50年とか呼ばれてた時代だったはずなだけに
この時代で85歳まで生きたというのは大往生ですね!

鍼をトントンする打ち方を編み出すきっかけとなったのは?

鍼をトントンする打ち方である管鍼法ですが

そのきっかけとなったとされるのは、

和一さんが道端で石につまづいて転んだ時に
何かが刺さってしまい確認すると
竹の筒と松葉だったので、これをヒントに編み出したと言われています。


尚、管鍼法自体は既にあったと言われる説もあるようですが

技術的に確立して広めたというのは事実なので
評価として現在にまで残っているようです

余談ですが、管鍼法を編み出す以前は従来の管を使わずに打つ方法でやるものの、

最初の修行時代は山瀬琢一という方に弟子入りしていたわけですが
生まれつきののろさや不器用、そして物忘れなどにより上達が遅かったためか破門されているようです。

まとめ

今回は鍼の歴史の一部を見てみましたがいかがでしたでしょうか?

皆さんが一番イメージしている打ち方は
実は日本人が体系化させたという所にビックリした方もいたかもしれません。

今では鍼灸の学校ではこの管鍼法が基本で学ぶことになっているので

如何に杉山和一さんという方の影響が大きいかわかりますよね!

尚、管鍼法以外も学ぶには学びますが
卒業後は意識して他の打ち方(管を使わないものなど)を意識しないと

恐らく管鍼法だけしか使わないかもしれませんね・・たぶんですが・・

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