投稿日:2022年11月21日 | 最終更新日:2024年5月24日
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鍼灸マッサージの内容を交えた、テニス肘についてが今回のお話になります。
テニス肘と呼ばれているのでテニスをしていなければ
一見大丈夫かにみえるわけですが、
実際の所は全くもってそんなことはありません。
他のスポーツで同じような動きをする者は勿論ですが、
日常の範囲内だけでも十分に起こりえるものであります。
そんなテニス肘について順番に掘り下げていきましょう。
テニス肘とは?
中年以降のテニス愛好家に生じやすいのでテニス肘と呼ばれています。
一般的には、年齢とともに肘の腱がいたんで起こります。病態や原因については十分にはわかっていませんが、主に短橈側手根伸筋の起始部が肘外側で障害されて生じると考えられています。 この短橈側手根伸筋は手首(手関節)を伸ばす働きをしています。
引用:日本整形外科学会
まずテニス肘というのは、正式名称が
上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)と言います。
簡単に言ってしまうと肘の親指側(外側の出っ張りの骨といえばわかるでしょうか)で、
そこに負担がかかる手や肘を使いすぎた結果
炎症(つまり痛み)が起きて痛むというわけになりますので
条件が揃えばテニスでなくても起こりえます。
テニス肘と同じ症状が起こりえるものとして
例えば野球やゴルフ、そしてバトミントンなどの
道具を使ってボールなどをスィングするスポーツが該当します。
あるいは該当スポーツでなくても
特定のウェイトトレーニングによる強い負荷も含めた
テニス肘と同じような動きを家事や仕事などで負担がかかっても可能性はあります。
テニス肘の症状は?
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テニス肘の症状的には何も動かさなければ基本痛みは出ないことが多いです。
しかしモノを持ち上げたり雑巾絞りなどの、肘に負担がかかる動きをしたときは
激痛が走ることになったりします。
他にも手首をのばしたりする動きも注意が必要となります。
テニス肘だと思ったらどうしたらいい?
まず専門家の見解ですと以下の感じの保存療法と呼ばれる方法をとります。
1. 手首や指のストレッチをこまめに行います。
引用:日本整形外科学会
2. スポーツや手をよく使う作業をひかえて、湿布や外用薬を使用します。
3. 肘の外側に局所麻酔薬とステロイドの注射をします。
4. テニス肘用のバンドを装着します(装着方法などは主治医にご相談ください)。
基本的に炎症に対しての痛みを取ったり痛む場所の動きを
なるべく使わないようにしたりしつつ、関係性のある
スジをのばしたりするという事が主になります。
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それ以外ですと、炎症が起きているという事ですので
テニス肘になる以前からの話ですが
運動後に肘周りをしっかり氷で冷やして熱を取っていきたいです。
プロ野球選手などが試合後にゴツい氷で肩やひじを冷やしているのがまさにそれですが
炎症を冷やす意味合いとしましては、ぎっくり腰やねんざなどの
急性症状と呼ばれるものでも同様なので覚えておいて損はないでしょう。
鍼灸マッサージを用いたテニス肘へのアプロ―チ
鍼灸マッサージを用いたテニス肘へのアプローチですが、
上記の保存療法の内容のうちのひとつに、手首や指のストレッチというものがあります。
これはそれらの関連した場所のスジを緩めていくという事の裏返しになりますので
マッサージの場合は肘周りの筋肉をほぐすことをして行く事になります。
鍼灸も同様に肘周りの筋肉を緩めることもしますが
こちらの場合は炎症に対してのアプローチも助けになります。
因みにテニス肘に良いとされる場所の一つとして
曲池というツボ(経穴)があります。
因みに炎症といえば腱鞘炎も理論的には近いものがあったりします。
テニスも含め、普段から身体のケアには気を使っていきましょう
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今回はテニス肘、つまり上腕骨外側上顆炎について紹介していきました。
スポーツを楽しんでのめり込むことはとても素晴らしい事です。
しかしその結果、テニス肘の症状に限らず身体を痛めてしまっては
スポーツどころか日常にも影響を与えてしまうので
もはや本末転倒になってしまいます。
したがって、どんな内容でスポーツを行うにしても
ケアを含めた最低限の知識は覚えておいた方がいいでしょう。
運動後に肘をはじめとした、
熱を持った場所をしっかり冷やすなどが該当します。
スポーツを行う理由は様々ではあると思いますが
その一つに気分転換だったり発散だったりという大事な意味もありますから
肘に限らず、その他の場所も日常にまで影響を受けないように
気を付けて手入れをしておきたいところです。