鍼灸マッサージを用いたテニス肘への対処について

投稿日:2022年11月21日 | 最終更新日:2022年11月28日

鍼灸を交えたテニス肘についてが今回のお話になります。

名前からしてテニスしていなければ大丈夫かと一見思いたいですが、
実際の所は全くもってそんなことはありません。

他のスポーツで同じような動きをする者は勿論ですが、
日常の範囲内だけでも十分に起こりえるものであります。


そんなテニス肘について鍼灸の話も少し交えながらお話していこうと思います。

テニス肘とは?

中年以降のテニス愛好家に生じやすいのでテニス肘と呼ばれています。

一般的には、年齢とともに肘の腱がいたんで起こります。病態や原因については十分にはわかっていませんが、主に短橈側手根伸筋の起始部が肘外側で障害されて生じると考えられています。 この短橈側手根伸筋は手首(手関節)を伸ばす働きをしています。

引用:日本整形外科学会

まずテニス肘というのがどんなものかと引用しますと上記の通りになり
正式名称は上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)といいます。

テニス肘と呼ばれていますが、同じ症状が起こりえるものとして
野球やゴルフ、そしてバトミントンなどの
道具を使ってスィングするスポーツでも起こりえます。

テニス肘によって痛む場所は正式名称である上腕骨外側上顆という所ですが
簡単に言ってしまうと肘の親指側(外側の出っ張りの骨といえばわかるでしょうか)で、
そこに負担がかかる手や肘を使いすぎた結果
炎症(つまり痛み)が起きて痛むというわけですね!


そしてテニスなどのスポーツ以外でも
同じような動きを家事や仕事などで負担がかかっても同様です

テニス肘の症状は?

テニス肘の症状的にはまず、何も動かさなければ痛みは出ないです。

しかしモノを持ち上げたり雑巾絞りなどの、肘に負担がかかる動きをしたときは
激痛が走ることになったりします。


他にも手首をのばしたりする動きも注意ですね!

テニス肘だと思ったらどうしたらいい?

まず専門家の見解ですと以下の感じの保存療法と呼ばれる方法をとります。

1. 手首や指のストレッチをこまめに行います。
2. スポーツや手をよく使う作業をひかえて、湿布や外用薬を使用します。
3. 肘の外側に局所麻酔薬とステロイドの注射をします。
4. テニス肘用のバンドを装着します(装着方法などは主治医にご相談ください)。

引用:日本整形外科学会

上記の引用文によれば、基本的に炎症に対しての痛みを取ったり
痛む場所の動きをなるべく使わないようにしたりしつつ
関係性のあるスジをのばしたりするという事
が主になりますね!

それ以外ですと、炎症が起きているという事ですので
テニス肘になる以前からの話ですが
運動後に肘周りをしっかり氷で冷やして熱を取っていきたいです。

プロ野球選手などが試合後にゴツい氷で肩やひじを冷やしているのがまさにそれですが
炎症を冷やす意味合いとしましては、ぎっくり腰やねんざなども同じですね!

鍼灸マッサージを用いたテニス肘へのアプロ―チ

鍼灸マッサージを用いたテニス肘へのアプローチですが、
上記の保存療法の内容のうちのひとつに、手首や指のストレッチというものがあります。

つまり、それらの関連した場所のスジを緩めていくという事の裏返しになりますので
肘周りの筋肉をほぐすことをして行く事になります。


鍼灸も同様に肘周りの筋肉を緩めることもしますが
こちらの場合は炎症に対してのアプローチも助けになりますね!

因みにテニス肘に良いとされる場所の一つとして曲池というツボ(経穴)があります。

因みに炎症といえば腱鞘炎も理論的には近いものがあったりします。

まとめ

今回はテニス肘(上腕骨外側上顆炎)を紹介していきました。

スポーツを楽しんでのめり込むことはとても素晴らしい事です。

しかしその結果、テニス肘に限らず身体を痛めてしまっては
スポーツどころか日常にも影響を与えてしまうのでもはや本末転倒です。


したがって、どんな形でスポーツをするにしても
最低限のケアなどの知識は覚えておいた方がいいでしょう。
今回のテニス肘については途中でもお話しましたが
運動後に肘をはじめとした、熱を持った場所をしっかり冷やすなどがそれですね!

スポーツをやる理由は様々ではあると思いますが
その一つに気分転換だったり発散だったりという大事な意味もありますから
肘に限らず、他の場所も日常にまで影響を受けないように気を付けたいところですね!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です