投稿日:2022年11月10日 | 最終更新日:2024年6月26日
鍼灸の内容も混ぜつつ、今回は鼻づまりについてお話していこうと思います。
鼻づまりはどんな年代でも起こりえるものですが、
原因などだったりそこから引き起こされる症状は様々だったりします。
詰まっただけなら問題ないと思いがちですが
実際はそれだけでは済まないであろうことも厄介でしょう。
そんなわけで鼻づまりについてと
そこからくる二次災害について触れつつ、鍼灸のアプローチも見ていきましょう。
鼻づまりはどうして起こるのか?
最初にどうして鼻づまりが起きるかをお話していきますと、主に次のようになります。
鼻づまりの原因はさまざまですが、多くは、かぜに伴う鼻炎、
引用:日本咽頭科頭頸部外科学会
アレルギー性鼻炎、急性・慢性副鼻腔炎などによる
鼻の粘膜の腫れや鼻茸(はなたけ)、粘った鼻汁などです。
小児の場合はアデノイドが鼻を後ろ(上咽頭)から
ふさいでいる場合もあります。
片側だけに鼻づまりが強い場合は鼻の左右を分ける鼻中隔が
曲がっていたり(鼻中隔弯曲症)、ときには腫瘍が見つかることもあります。
専門用語も混じっていますのでもう少し簡単に砕いてお話していきますと、
風邪などの症状によって通り道が腫れる、
または鼻水が出てしまう事により空気の通り道が狭くなっていたり
あるいは鼻の中の構造に歪みが生じた結果起こるという事になりますね!
つまり、鼻が詰まっているという時点で何かしらの異常が起きているとも言えます。
鼻づまりになると何が問題になる?
鼻が詰まった程度では一見大してことがないように見えますが
鼻が詰まってしまうことにより意外と問題になる案件が多かったりしますよ!
ひとまず列挙していくと以下のような、
- においがわからない
- 口呼吸になることによりのどのダメージから風邪につながる
- いびきが起きやすくなる
- 集中力がなくなったり疲れやすくなる
といった感じの内容があったりしますね!
特に集中力がなくなるという事は、学生の皆さんの学業にも問題になりますし
そうでなくても仕事効率が悪くなったり、それ以外の風邪やいびきだって
続けて行く事で悪影響になっていきますよね・・
したがって、鼻づまりだけでは大したことがなくても
そこを引き金に将来的に二次災害が起きたりもあるというわけですね!
例えばいびきから睡眠の質が悪くなることにより
ちゃんと時間を取っているのに睡眠不足的になることも大いに考えられますね・・
鍼灸治療用いた鼻づまりに対しての手段
鍼灸治療的な鼻づまりにたいしてのアプローチですが、
鼻づまりもそうですが、鼻水にしても最初にやることは経絡治療を最初に行っていきます。
今回に限った話ではないですが、まず最初に全体を整えつつ
やっていくのが鍼灸治療の基本となります。
全体調整が終わったら鼻づまりに対してさらに踏み込んでいきます。
いくつもあり、後述する迎香(げいこう)や大椎(だいつい)というツボですが、
合谷や湧泉などもいいですよ!
美容鍼をしてみる
鼻づまりには顔の鍼、つまり美容鍼も有効です。
特に鼻の横にある迎香(げいこう)というツボは鼻づまりに対していいですよ!
(場所は鼻柱の左右の膨らんだところのすぐ横ですが、押すとかなり痛い)
迎香だけでもいいのですが、それ以外の場所も併せてやることで
鼻づまりはもちろんの事、顔そのもののあらゆる症状も一緒に助けになるでしょう。
大椎穴を温める
上記で鍼やお灸の話などをしてきましたが
一般の方でも手軽にやれる方法のうちの一つが大椎というツボの場所を温める方法です。
大椎という場所は首の後ろ側にあります。
(正確には首を曲げたときに骨が一つ飛び出る場所の下です)
勿論お灸を用いて温めるのは言うまでもなく有効にはなりますが、
お手軽な方法の手段としてドライヤーや蒸しタオルなどで温めてあげるのもアリです。
この方法なら簡単にやれますし、
そもそも大椎の場所を正確に知らなくてもその辺りを温めてあげればいいわけですから
間違いなくお手軽であると言ってもいいでしょう!
鼻づまりが気になったら早めに対処を
鼻づまりは誰にでも起こりえるごくありふれた症状であり
症状も呼吸がしづらくなるだけに一見みえますが
継続するほど集中力が切れたり睡眠に影響のあるいびきなどという形で
2次災害も大いに起きえますので油断なりません。
したがって、鼻づまりを感じたら早い段階で対処するのがもちろんいいのですが
鼻づまりに限った話ではなく、身体の痛みなども
行くところまで行かないと動かない人が多いのも事実です。
どちらにしても我慢することによるものはもはやデメリットしかありませんので
早めに対処して快適な毎日に戻っていきましょう!