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鍼灸マッサージの施術頻度や時間はどうしたらいい?

    投稿日:2022年11月18日 | 最終更新日:2024年6月5日

    鍼灸マッサージの施術にて、普段高頻度で言われる内容の一つに、

    「どれくらいの間隔で来院したらいいですか?」

    というのがあります。
    毎回患者様に伝えてはいるものの、改めてこちらでもまとめておこうと思います。

    そして施術時間なども含めて参考の目安にしてもらえたら何よりです。

    症状がヒドイ時は最初のうちは高頻度で来院した方が良い

    まず最初の段階からお話していこうと思います。

    肩の痛みや腰の痛み、あるいはそれ以外の症状であったとしても

    普段から定期的にケアをしている人でもない限りは
    ほぼ間違いなく相当ため込んだ状態で来院するはずです。

    場合によってはぎっくり腰や寝違えのような緊急事態案件も珍しくありません。

    そのような状態の場合は高い確率で1回の施術で取れないことが多いです。

    したがって、そこから何回かに分けて来院するであろうことになりますが
    間隔的には早い方が良いでしょう。

    例えば1週間後だったり1回の結果が良ければもう少し先にするといった具合です。

    というのも、あまり期間が空きすぎるとせっかく改善されかけたものが
    また戻ってしまう可能性があるからです。


    例えばコリを取りたいという事になった場合表面だけなら1回でもいいですが、
    実際は奥のコリが本命であることが多いですので、そう簡単にはいきません。

    よく、ほぐしてもらったのに次の日に元に戻ったとなってしまうやつがそれですね!

    症状が安定してきたら一定間隔に切り替えていく

    鍼灸やマッサージの施術によって症状が改善してきたらそれで終わりでもいいですが
    場合によっては放置すると忘れた頃にまた同じ症状が来るかもしれません。

    そこで定期メンテナンスという形でチェックがてら施術を受けることを勧めています。

    期間は特に設けてはいませんが、
    例えば1~2か月のうちの1回などでもいいでしょう。

    慣れている人は期間を設けなくても身体の異変を感じ取ることに理解していますので
    ちょっと違和感だったりコリを感じた、動きが悪くなったなどを察知してこられますが
    それをやれるのは大分慣れた人くらいなので大抵の方は定期メンテナンスを勧めます。

    というのは、場所によっては普段痛みなど感じていないものの
    押してみたら大分凝り固まっていたという場所も珍しくないからです。

    最たる例は足のももの裏があります。
    その場合はももの裏より先に恐らくふくらはぎ等に何らかの疲労が出るはずですが。

    美容鍼や冷え性などの体質改善目的も定期的に

    美容鍼や体質改善目的も定期的に施術をすることを勧めています。

    というのも、一言で言ってしまえば良いクセを付けていきたいからです。

    まず体質改善につきましては、1回やった程度ではその時は良くても長くはもちません。
    したがって、コリの時と同じく必要最低限でもいいので整える必要があります。
    良いクセを身体に覚えさせていくことで結果的にそれを自然と維持するわけです。

    次に美容鍼の場合も良いクセを付けたいというのは同じなわけですが、こちらの場合は
    肌のターンオーバーとよばれる肌の細胞の入れ替わりの周期があります

    健康な肌の場合、ターンオーバーは約4週間で起こると言われています。
    まず、基底層にある「基底細胞」が分裂することで新しい細胞がつくられます。
    この細胞が角層に押し上げられるまでに約2週間かかります。
    その後、細胞が角層にとどまって皮膚を保護するのに約2週間、合計で約4週間かかります。

    引用:美肌用スキンケアArouge

    上記の引用文からすると、肌のターンオーバーは1月位ということになりますので
    つまり美容鍼は最低でも1月に1回刺激が欲しいという事になります。

    一度に長時間かけて施術しても効果が比例しない場合もある

    ここまで定期的に施術を行った方がいいという話だったわけですが、

    「一回で長時間かけて一気にとってもいいのではないか?」

    と思う人も一定数以上いるかとおもいます。

    実際の所、通常のコリや疲労などを全身をしっかりケアしようとした場合は
    90分程度頂くと良い結果を提供しやすいのですが、

    ここまでにお話してきた頑固なコリだったりぎっくり腰などの特殊な状態ですと
    1回でどれだけ刺激を与えようとも限界がありますし、
    時間経過も併せて分けてあげた方が良いですよ!


    後は一度に長時間施術するともみ返しや好転反応などの反動も来やすくなりますので
    そういった刺激的な意味でも分けた方が負担が少ないかと思います。

    ご年配の方などの場合は負担が大きいので一度の施術時間は短めに

    上記でお話した、施術時間云々の話ですが
    ご年配をはじめとした、体力が少ない方にも当てはまります。

    特にマッサージの類は筋肉を動かしていくわけですから
    ある意味運動しているようなものです。

    そんな中、長時間の施術をしたらどうなるかは想像に容易いでしょう。

    したがって、体力が少ない人の場合は施術時間を少なめにすることだったり
    あるいは施術するにあたっての刺激量や
    日にちを分けたりする調整する必要があります。

    大事にならないことを気をつけながら、身体のケアの頻度を大事にしていきましょう

    今回は施術の頻度や時間による負荷諸々について色々お話していきました。

    自分の身体の健康を守ったり維持したりするのはやはり大事ですので
    参考の目安になっていただけたら何よりです。

    最後にここまでにお話してきた内容を簡単にまとめておこうと思います。

    • 症状が重い時は安定するまで間隔を詰めて施術した方がいい
    • 症状が安定してきたら例えば1~2月に1度などのように定期メンテナンスな形で。
    • 慣れてる人は感覚でメンテナンス期間を決めれるが、よほど慣れてないと出来ない
    • 体質改善や美容鍼などは定期的に行いたい
      (美容鍼はターンオーバーの都合で1月に1度程度)
    • 一度に長時間施術しても場合によっては限界があるので日を跨いだ方が良い時もある
    • ご年配などの体力が少ない人は施術時間の長さや刺激の強さに注意したい

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