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肘の痛みをはじめとした、万能な効果があるとされる曲池というツボについて

    投稿日:2022年11月14日 | 最終更新日:2023年10月17日

    曲池(きょくち)という肘にあるツボ(経絡)を紹介していきます。

    曲池の場所は肘にありますので、
    主に肘や腕に対して良いのは想像に容易いですが
    実はそれ以外にも様々どころか、かなりの内容のものがあったりします。

    それ故曲池は万能のツボのうちのひとつと呼ばれるわけです。

    そんな曲池について今回は色々お話ししていきますので
    ここは一つ知識の一つとして覚えて見てはいかがでしょうか?

    きっとなにかのお役に立つはずですから。

    曲池の場所はどこ?

    最初に曲池の場所がどこにあるかと言いますと冒頭で述べたとおり肘にありますが

    もう少し詳しく解説していきますと次のような形になります。

    1. まずに肘を曲げていきます。
    2. 次にそれにより出来たシワのうち、親指がある方の端が曲池になります。

    因みに2の親指側という所を外側と表現する人もいますが、
    それでは正確ではないので注意が必要です。

    正確な言い方は専門用語でいうと
    橈側(とうそく)と言います。(上記でいう親指側)

    後余談話にはなりますが、曲池の名前の由来はと言いますと、
    曲は文字通り曲がったことを、池というのは肘関節を曲げたことによる凹み
    つまり陥凹部のことからこのような名前になっていますよ!

    曲池の良いとされる効能は?

    曲池を刺激することでいいとされるものは以下の内容のものがあります。

    • 肘の痛み(テニス肘・ゴルフ肘など)や腱鞘炎
    • 首や肩のコリ(五十肩なども含む)
    • 冷え性
    • アレルギーの類(花粉症など)
    • 目の疲れや炎症など
    • 便秘や下痢
    • にきびや乾燥肌
    • 痛みに関しての緩和(頭痛、歯の痛み、筋肉痛など)
    • 神経にまつわる症状(主に神経痛、神経麻痺など)
    • 自己免疫力を高める
    • 女性疾患

    ご覧の通り直接の場所である肘周辺はもちろんですが

    これ以外でも結構な数の症状に加えて範囲的な意味でも
    全体症状から頭の方から先まで様々な症状に対していいとされていますので
    これはつまり万能のツボと言っても過言ではないでしょう。


    因みに万能の代表格のひとつに合谷(ごうこく)というものがありますが
    実は合谷は曲池と同じ経絡上(陽明大腸経)にあったりしますので
    効能的にも一部近いものがあるのは納得ではないでしょうか。

    また、曲池は効能云々抜きにしても詳しい内容は割愛させていただきますが
    経絡治療の過程の一つ(本治法といいます)で使うこともあります。

    経絡治療の過程で使うツボの場所というのは肘から手、
    膝より下に多く集まっているからなんです。

    曲池を刺激してみよう

    曲池を刺激する方法に関しまして色々手段があるわけですが、

    鍼灸マッサージのどんな手段でも良かったりしますので
    とりあえず自分に合いそうな、好きなものを選んでみてもいいかと思います。

    まず指圧に関しては普通に気持ちのいい加減で指圧しましょう
    (その際は数秒かけて押して、同じ時間をかけて離すを繰り返す)

    次にお灸に関しましては、お手軽に使えるせんねん灸をすえてあげてもいいでしょう。

    因みに温める事の関しましては
    もしお灸がなければ普通に温めるだけでも意外と良かったりします。

    したがって温泉などを用いて温めるなども最高でしょう。

    鍼ももちろんいいのですが、資格の都合上自身では刺激できないかと思います。

    そこで上記の一般でも使えるパイオネックスと呼ばれる鍼のシールを用いて
    曲池に貼り付けるのがお手軽ではないでしょうか。


    どの方法にしても手が届く場所になりますので、
    自分だけでもやりやすくていいかと思います。

    肘の痛みや肩こりなどの症状には「曲池」を。

    曲池は紹介してきた通りではありますが、
    かなりの内容の症状に対して良いとされていますので
    覚えておいて損はないうちの一つというのは理解していただけたのではと思います。

    途中でお話した合谷もですが、百絵や三陰交というツボも合わせて覚えておくと

    その範囲もかなり広まるはずですし、きっと日常の助けの一つにもなるかと思います。

    もちろん自分自身だけではなく、周りの人にも該当するものがあれば

    是非刺激をしてあげてみたり、教えてみたりするのも良いと思いますよ。

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