腰痛などを防ぐためにお尻の筋肉を柔らかくしよう

投稿日:2022年10月27日 | 最終更新日:2023年2月7日

突然ですがお尻の筋肉に痛みがあったり固くはないですか?

大抵の人はNOと恐らく答えるかもしれませんが、
もしYESと答えた人ならば、それは大分疲労がたまっている
証拠の裏返しでもありますのですぐにほぐしてもらいましょう。

詳しいところはこれからお話していきますが
お尻って意外と色々な症状に結び付きかねない場所でもありますので
今回で少しでも認識してもらいつつ、
そして健康的にも大事だという事が理解してもらえたらと思います。

余談ですがお尻の事は専門的には臀部(でんぶ)と呼びますよ!
しかし馴染みが少ないと思いますので今回はお尻と呼ぶことにしておきますね。

お尻の筋肉を柔らかくしておくことで何がいい?

まず早速本題に入ろうと思います。

お尻をほぐすことで一体何がいいのか?という例をいくつか紹介していきたいと思います。

お尻そのものの負担が減る

これは言うまでもない内容ではあるものの、
実際は負担が減ると言われてもピンとこないと思います。

一番わかりやすそうな所の一つを言うならば
座りっぱなしによるものの状態への負担、
つまり主にデスクワーク等と言ったらまだわかるのではないでしょうか?

座りっぱなしになった時の腰から上を支えているのは、やはりお尻になりますので
その負担を和らげることが出来たならば大分違ってくるはずです。

下半身の動きにもつながる

足を支えてるのはやはり腰・・・の前にお尻の筋肉がありますね!

すぐに思いつくであろう内容としてはやはり立ち仕事でしょうか?

ただし、立ち仕事は以下の記事でも記載してありますが、お尻どころか
太ももへの負担すらよほど疲労がたまってこないと痛みが出にくい
まであります。

したがって、元々立ち仕事の大半は負担が大きいものがそろっているのもありますので
普段から気を付けたいというわけですね!

お尻を柔らかくすることで下半身の負担が減るのは何も立ち仕事だけではありません。

そうです、スポーツ全般だってそうですよ!

筆者は学生時代陸上部(長距離)をやっていたわけですが
部活が厳しかったのもありますが、全体で毎日ケアは欠かさず行っていました。

その中でまさにお尻をしっかりほぐした次の日の練習では
やはり走るときの動きが向上していたのがはっきりしていました。

実際はお尻だけほぐしたわけではもちろんなかったのですがお尻が軽く感じたのは
間違いなかったですし、足の回転も回しやすかった覚えがあります。

腰の痛みにもいい

「何故お尻を柔らかくして腰が?」

そう思ってしまう人もいるかもしれませんが、平たく言えばつながっているからですね!

実際あった話ですが、
患者様が腰の痛みを訴えて来院されて最初に場所を確認する作業にはいるのですが

本来の腰の場所を押しながら確認しても違うと言われ、
「もっと下」と言われ続けて「そこです」という場所になった時
まさにお尻の所でしたという事があったくらいなんですよ!


神経的にも腰から始まる神経は、まさにお尻→足と続いていますし
筋肉的にも腰を支えているのは下半身、つまりお尻も含めているという事になります。

実際に上記でもお話した立ち仕事や座りっぱなしの人もですが、腰そのものよりも
このお尻を含めた下半身の硬さを取ってあげるだけで大分変わったりしますし
更にぎっくり腰をどうこうする時も、同様だったりします。

お尻をほぐすのはやはりやってもらったほうがいい

ここまでにお尻を柔らかくした方がいいという内容を書いてきました。

そこで早速柔らかくしよう!となり、まずは自分でやろうとするはずです。

方法の一つとして、例えば仰向けになった状態でお尻の所に自分の拳だったり
あるいはテニスボールやゴルフボールを当てる
なんてものがあります。

普段から取り入れて行う分には全然構いませんし是非やっていただきたいです。

しかしお尻の筋肉というのは分厚くできていますので自分の拳はもちろんの事、
いくら硬めのボールを当てたとしても奥までは届かない以前に
そもそもしっかりと押さえたい場所に捉えれるかというと
よほどの人でないと厳しいまであります。


したがって、たまにはでもいいですのでプロに任せることを推奨します。
指圧やマッサージの類だけではなく、それすら届かない場合の手段の一つとして
鍼を使った方法まで可能
となりますので、ほぐれ方も違ってきますよ!

浪越圧点

今回お尻の話が出てきましたのでこのお話も軽く触れていこうと思います。

まず浪越圧点(なみこしあってん)ってなにか?という事になりますが、
これは、浪越徳次郎(なみこしとくじろう)先生(1905年~2000年)という
あん摩マッサージ指圧師且つ、元日本指圧協会元会長の方が提唱した場所の一つです。

場所は専門用語が入ってしまいますが、お尻の筋肉の一つである
中殿筋(ちゅうでんきん)というお尻の横側にある窪みができる場所になるのですが、

主に坐骨神経痛や腰をはじめとした症状に良いと言われているところになります。

浪越徳次郎先生の名前は平成中期以降生まれの人ですと馴染みがないと思いますが
実は昔バラエティーなどにも出演されていたりもしていましたし
何なら漫画やアニメにも名前が登場もしていたのですよ!

(例えば焼きたて!ジャぱん!など)

そして有名な言葉と言えばやはり、
「指圧の心は母心、押せば命の泉湧く」というのがあります

まとめ

今回はお尻に焦点を当てつつ、柔らかくした方がいいというお話でした。

道中でお話した太ももも含めて、疲労がたまっていることに気が付きにくいので
普段はストレッチを含めたセルフケアをしつつも
時には素人が届かないような、奥のコリも取ってあげたいですね!


当然これはお尻に限った話ではないのは勿論ではありますが・・

何にせよ、お尻や腰というのは痛めてしまうと
上半身以上に日常の生活に支障をきたしかねないのは間違いないので

疲れや痛みをギリギリまで引っ張るという
正直意味のない事は避けておきたいですね・・

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