投稿日:2022年11月19日 | 最終更新日:2024年3月26日
鍼灸での更年期障害アプローチについて触れていきます。
更年期障害は一定の年齢を過ぎ始めると特に起こりやすい状態ですが
実際の所詳しい内容をご存じな方はどれくらいいるでしょうか?
恐らく大体の人は女性の閉経前後で起こりえる程度、
または何もわかっていないという人もいるかもしれません。
今回はそんな更年期障害による様々な症状に対して触れつつ
鍼灸による整えが助けになる可能性があるというお話をしていきます。
更年期障害ってそもそもなに?
まず最初に更年期障害について触れていこうと思います。
40歳代以降の男女の性ホルモン分泌量の低下が原因となる自律神経失調症に似た症候群。
男女ともに40歳を過ぎた頃から見られる、様々な体調の不良や情緒不安定などの症状をまとめて更年期障害と呼びます。
女性の場合は、閉経期前後の約10年間に卵巣ホルモンであるエストロゲンの分泌が急激に減少することによって症状が現れます。
男性の場合は、30歳以降睾丸ホルモンであるテストステロンの分泌が減少し始め40歳代後半で症状が現れることがありますが、
女性の場合と較べ分泌量の変化が緩やかなため老化現象の一部と認識されて気付かれないことが多いと見られます。症状としては自律神経失調症と同様の症状が現れます。
引用:e-ヘルスネット
女性の閉経前における身体的症状としては、
のぼせや顔の火照り、脈が速くなる、動悸や息切れ、異常な発汗、血圧が上下する、
耳鳴り、頭痛やめまいなどです。精神的な症状としては、興奮亢進、イライラや不安感、うつ、不眠などです。
閉経後はこれらに加えて、膀胱炎や尿失禁、腰や膝の関節痛、目やのどなどの粘膜の異常などの
身体的症状と無気力感などが精神的症状として現れてきます。
男性は機能不全(ED)、女性は生理不順も症状としてみられます。
引用文を元にかいつまんでお話していきますと、
まず更年期障害は40歳以降に現れて、
閉経によるホルモンバランスの都合上
女性が顕著に出やすい症状となりますが
実は女性だけでなく男性も起こる事もあります。
但し男性の場合はその症状は大きく出ることは比較的少ないようです。
症状も自律神経失調症、つまりうつ状態や精神的な類の不安定さも起こります。
後女性に関しましてはのぼせたり血圧の変化や頭痛、めまいなどをはじめとした
様々な症状によって悩まされることが多いようです。
様々な症状がかなりの数で起こりえると言われていますのでその結果、
イライラをはじめとした精神症状に発展する2次災害的なものも大いにあり得ます。
睡眠不足も可能性の一つとしてありますので色々厄介だったりします。
鍼灸アプローチを更年期障害に対して行う場合は?
鍼灸を用いて更年期障害にアプローチはどうするかという事ですが
そもそも更年期障害からくる症状は一つではありません。
そこで全体を整える必要があることが多くなります。
したがって全体調整に長けている経絡治療はうってつけだったりします。
全体を整えることをした後は症状によってそれぞれ対応していくのも他と同じです。
例えばよくあるうちの一つとして頭ののぼせ症状がありますが、
その場合は熱が上の方に昇っているという事になりますので、
熱を下に下げるべく腰から下にかけてお灸をすえていくという
冷え性と同じような方法を取ったりします。
このように、更年期障害と一口にいいましても
それにより出ている症状よって対応が変わってきますので
更年期障害にはコレ!という、一つだけの方法というのはないですね!
ただ、最初に行う経絡治療の方針的には目安があったりしますが
専門知識がないとわからない内容ですので割愛します。
日頃から整えて、更年期障害の程度も軽減していきましょう
更年期障害と一口にいいましても、その種類や内容は沢山あります。
更年期障害が物理的に目に見えてわかるような症状となると汗が多量にでたり
膝の痛みくらいしか恐らくなく、精神的な類は判別もつきにくいでしょう。
したがって男性も含めて、仮に更年期障害かわからなくとも
最近イライラが増えたりのぼせが出るなどを始めとした、
更年期障害と一致する内容を感じ始めたら例えそれが更年期障害出なかったとしても
一度鍼灸などで整えることをしてみていいのではと思います。
そのためにも更年期障害によって起こりえる症状だったり年代だったりを
事前に学んでおくとより確実に状態を察知することができますので
軽くでもいいので頭の片隅に置いておきたいところです。