投稿日:2022年9月1日 | 最終更新日:2024年3月1日
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普段の日常生活の中で、
「身体の不調が出た際に、しばらく放置したら痛みがおさまったので治った」
そのようなことを経験したことがある人は沢山いるのではないでしょうか?
これは一見自然回復したように見えるわけですが、実際は全部がそういうわけではありません。
むしろ放置していたがために後の大事への引き金にもなりかねなったりすることがありえますので注意です。
今回はそんな痛みを放置すると良くないという事について少し掘り下げてお話していけたらと思います。
痛みがなくなっても症状が消えたわけではない
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冒頭でもお話していますが、
- どこかしら(例えば腰)が違和感からの痛みを感じ始める
- しかしそこまで大したことがないから結局放置する
- しばらくすると痛みが消える
- 治った(と思っている)
このようなパターンがあるかと思います。
このパターンは実際来院された方でも結構な頻度でこの会話を聞いたりしますので
一人二人の話ではないのは間違いないはずです。
痛みが収まったからもう安心と一見思いたくはなるわけですが、
これは本当に改善されたわけではなく、
一時的に痛みなどが引っ込んでるだけという可能性がかなりあります。
実際痛みが引いてからもう少し時間が経つ頃に、再発した上に大事になることも珍しくありません。
腰の場合を例に挙げますと、ある拍子にぎっくり腰になって爆発してしまうという状態になり
そこで初めてケアをしに来るという結末になってしまいます。
ぎっくり腰になるまでの経緯を実際に聞いてみますと、
元々腰痛持ちの状態からある日少し痛かったものの、
一旦落ち着いたので大丈夫と思っていたらなってしまったといった返答が見られていました。
疲労云々のようなものもそうですが、
何事も一度壊れてからですと、改善させるのに時間がかかってしまいますし
それ以前に本人が苦しい思いしかしないのでお勧めできません。
そしてこれは肉体的な痛みの話だけではなく、精神的なものでも同様です。
精神的なものでわかりやすいものはやはりうつ病の類でしょうか。
実際うつ病は症状が収まっても治ったという判断が難しい場合もあったりします。
こりすぎると押しても痛みを感じない人までいる
こりによる痛みはあまりにも長く続きすぎるとそのうち痛みを感じなくなる場合があります。
例えば背中がこりすぎた人が施術を受けに来たとしましょう。
実際該当する方に指圧やあんまをしてみたところ、
普段ならある程度の刺激で痛みを感じるはずなのですが、
一線を超えている人はどれだけ強く推しても痛くないと感じるようです。
これはこり過ぎによって神経が鈍くなった結果、感覚を失っている状態になり
痛みという名の危険信号を飛ばせない状態になっていると思われます。
ただ、そんな状態でもきちんとほぐしていくと帰ってくるリアクションが、
肩がちゃんと動く!
といった風に、相当変化を感じ取れる様子が見受けられますので、
押して痛みが感じなかったとしても意味がないわけではありません。
鍼灸マッサージは神経の感覚をよくする?
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鍼灸マッサージによって上記の内容みたいに、身体がこりすぎて感覚が鈍くなっている人には
感覚の鈍い状態を良くする、つまり敏感になっていくことが期待されます。
一見痛みが敏感になるというのは、すぐ痛むから良くないように見えます。
実際これをマッサージ行くと癖になるからという表現で言う方も一定数見かけます。
しかし痛みというのは身体の危険信号を発するものなので、決して悪い事ではないです。
仮にもし痛みを感じなかったら身体の不調なんてわからないというより、
それはもはやロボットかサイボーグの類になってしまいます。
大事にならないうちに早めに対処しましょう
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痛みを我慢してもその先は何らかの大けがしかないわけですので、
身体の不調による痛みを我慢することで得られるメリットは
正直ないと思うというかないでしょう。
これがお金の貯金等ならまだしもです。
大けがと言っても色々あるわけですが、
特に文字通り動けなくなってしまうぎっくり腰等の場合は
仕事も何か動くこともままならなくなってしまうどころか、
回復も時間がかかってしまいます。
そうなってしまっては日常ですら満足に動けないのでいい事なんて一つもないはずでしょう。
それならば、予兆である違和感や少々の痛みを感じているうちに
すぐケアをしておいた方が、何事もなくいつもの生活を送ることができます。
よくこの手の内容で言われてしまうものの一つに、
不調でないと来る気にならないと言われるのもわからなくもないのですが、
大事になってからでは手遅れですので、やはり健康には本当に気を付けてほしいです。