投稿日:2022年10月25日 | 最終更新日:2024年7月29日
今回は陰陵泉(いんりょうせん)というツボ(経穴)を紹介していこうと思います。
詳しくは後述していきますが、主に下痢やむくみなどの
水回り関連に対して良いとされる場所だったりするんですよ!
特に後者は女性が気になるであろう内容でもあると思いますので
ここはひとつ、陰陵泉を覚えてみてはいかがでしょうか??
陰陵泉の場所は?
最初に陰陵泉の場所についてお話していこうと思います。
一言で言ってしまえば陰陵泉は上記画像の場所となりますが、
流石に少々足りないのでもう少し説明していきますと
- まず膝下の内側の骨(脛骨)を見つけます
- 次にその骨を見つけたら膝の方に向かってたどっていきます
- すると途中で止まったところがあるのでそこが陰陵線です
専門用語を並べて言い換えるなら脛骨内側顆の下という表現になりますが
つまりこれは上記の例で言うところの途中で止まった場所の上にある出っ張りを指します
余談にはなりますがこの陰陵泉と反対側に対をなすツボ(経穴)として
陽陵泉(ようりょうせん)というものもあったりするんですよ!
陰陵泉は何に良いとされている?
陰陵線というツボはタイトルにあった2つのものも含めてになりますが、
- むくみ
- 下痢
- 生理などの女性疾患
- 冷え性(主に下半身)
- 膝の症状(例えば膝関節痛、膝関節炎)
大体上記のようなものが対象と言われていますね!
場所的に生理関連以外は大方想像通りではないかと思いますが
恐らくこの中で目を止まるのは冷えだったりむくみ辺りではないでしょうか??
特にむくみに関しましては冒頭でもお伝えしたとおりですが
足の太さという、見た目にも直結したものでもありますから・・
そしてむくみは見た目だけの問題でもないので
やはりどうにか取ってあげたいというのは変わりなかったりもしますね。
陰陵泉を刺激してみよう
陰陵泉を刺激するということになりますが、大体の人はほぼ間違いなく
「それでは早速指で押してみよう」ということになるかと思います。
しかし、陰陵泉を刺激するにあたってはやはりお灸で温めるのが適しているでしょう。
陰陵泉は字のごとく「陰(かげ)」でありますので
温度的に表現するならば冷たい方に値したりします。
したがってそんな陰のエネルギーをどうこうするには対になる陽のエネルギー、
つまり温めるということをしてあげるほうがいいという訳ですね!
尚お灸の種類はいくつかありますが、
お手軽なところで、せんねん灸の類で温めて上げていいと思います。
後は足そのものを温めるという方法はありますが、
膝下まで浸かるのは足湯では厳しいので半身浴的な何かになりますので
もしやるなら温泉だったり銭湯だったりでじっくり入ってという形でしょうか。
因みに足湯だけでも実は陰陵泉の方まで熱は登っていったりしますが
その辺りのおはなしは別記事に書いてありますのでよろしければどうぞ!
冷えやむくみの症状などには「陰陵泉」を。
今回は主に冷えやむくみに対していいとされる
陰陵泉を紹介してみましたがいかがでしたか?
上記の別記事にも書いてありますが、冷えやむくみというのは
一見何も起きないようで将来的にはよろしくない症状ではあります。
生理の類も実際冷えと結びつくところもありますからね!
それ以外では膝の痛みの類もありますが
こちらの場合は当然歩行に影響があるということになります。
若いうちはまだいいにしても、歳を重ねてくると
こういったところから弱る原因になりかねませんので
やはり膝についても大事になりますね!
加齢によるものもですが、膝の痛みは体重が重くて云々でも関わってきますので
結果的にどのような症状でも見逃すことはできないのは間違いありません。
小さなところからコツコツと対処して
内面的にも、見た目的にもよくしていきたいところですね!
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もし頭痛や首コリが慢性化している、ツボの刺激だけでは改善しづらい場合は、
専門の鍼灸院のサポートを受けることをおすすめします。
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