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【鍼灸マッサージ師が教える】肘や歯の痛みなどには手三里を押してみよう

    投稿日:2023年9月22日 | 最終更新日:2024年7月2日

    歯の痛みというのは虫歯からくるイメージが強いですが、そうでなくても起こりえますし、
    肘の痛みも生活内容次第ではどんな年代の人でも痛くなることが一定数あるはずです。
    今回は鍼灸マッサージで使われる経穴(ツボ)のうち、そんな歯や肘の痛みなどに良いとされる
    手三里(てさんり)という場所について紹介していこうと思います。

    余談ですが、元々の名前は三里だけだったのですが、
    足の方にも足三里(あしさんり)という場所があるので、区別の意味もあり、手三里となったようです。

    手三里の場所は?

    手三里の場所を探す前に、まずは曲池(きょくち)という所を見つけると、スムーズとなります。

    曲池穴

    曲池という場所は肘を曲げた際にできるシワのうち、親指側の方の端の位置となります。
    曲池につきましては別記事で紹介していますので併せて見ると良いと思います。

    曲池を見つけたら、そこから親指の方に向かって人差し指から薬指の三本分の位置に手三里あります。

    手三里で期待される効果は?

    手三里を刺激することで良いとされる内容は、次のようなものがあります。

    • 肘の痛み
    • 歯(特に下側)の痛み
    • 胃やお腹の痛み
    • 腕の痛みやしびれ
    • 腰痛
    • 肩こり
    • のぼせや顔面の症状
      (顔面神経麻痺や炎症など)
    • ストレスや気分が良くないなどの、心に関連するもの

    場所的に肘に関連するものは勿論なのですが、経絡上の関係もあり
    歯の痛みを始めとした顔の症状だったり、肩や首にも助けになってくれるのはありがたいですね!

    それ以外でも日常で切っても切れないストレスなどの緩和の助けにもなってくれる期待もあるのは大きいでしょう。

    手三里の刺激の仕方は?

    手三里を指圧していく場合は、反対の手を使って掴むように押していくとやりやすいかと思います。
    しかし、大抵の人は手三里を押すと痛いと思いますので、
    力加減に注意しながらゆっくりと数秒かけて圧を入れて、同じ秒数をかけて力を抜くを繰り返すといいでしょう。

    セルフでやれる方法として他にはせんねん灸をすえてみたり、鍼のシールを貼ってみても良いでしょう。

    鍼のシールは基本的に鍼師かお医者さんしか扱ってはいけないことになっていますが、
    上記のような一般でも使える、刺さらないタイプの鍼もありますので便利だったりします。
    因みに当院でも販売していますのでご希望の方はお伝えくださいませ。

    肘や歯の痛みなどの症状に対しては「手三里」を。

    肘の痛み

    今回は手三里というツボについて紹介していきました。
    日常でよほどでない限りは腕を使う機会は多いですし、首や肩のコリもよくある話です。
    ストレスなどによって知らないうちに歯を食いしばりすぎた結果、虫歯でもないのに歯が痛くなるという事も大いに考えられます。
    そんな時に手三里もですが、同じ経絡上(通り道)にある合谷(ごうこく)なども併せて押してあげると、更に良いかと思います。

    尚、歯の痛みが虫歯だった場合は、一時的なしのぎにしかなりませんので、
    きちんと歯医者さんで適切な治療を必ず受けるのを忘れないようにしてくださいね!

    肘や虫歯ではない歯の痛みなどでお悩みの方は「うっつん治療院」へ

    ツボを知ることで、快適な日常生活のお助けになる場合があります。
    もし頭痛や首コリが慢性化している、ツボの刺激だけでは改善しづらい場合は、
    専門の鍼灸院のサポートを受けることをおすすめします。

    当院では、経験豊富な鍼灸・マッサージ師が、
    頭痛や首コリなどの症状に効果的な施術を提供しています。
    個々の症状や体質に合わせたオーダーメイドの鍼灸治療を行い、根本からの改善を目指します。

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