投稿日:2022年10月22日 | 最終更新日:2024年7月22日
今回は三陰交(さんいんこう)とよばれるツボ(経穴)を紹介していこうと思います。
三陰交はツボの中でも割と万能と言われている場所でもあり、
特に冷えが気になる女性の方は覚えておいて損はないでしょう。
余談ではありますが、三陰交というツボは後述の効果の内容から
別名で女三里なんて呼ばれたりもしたりしますよ。
三陰交の場所はどこ?
まず三陰交がどこかといいますと、正に上記画像の通りそのままやればいいのですが、
もうすこし詳しい詳細を言っていきますと、
内くるぶしの一番上、つまり頂点から指を4本分上になります。
(人差し指から小指までの指4本分は3寸となります)
場所的に手が届きますので自分でも出来ますよね!
三陰交の効果って何がある?
三陰交を刺激して得られるとされているものはといいますと、
主に冷えに対してもですが、それ以外にも生理や更年期障害、
子宮の類の症状の女性特有の疾患だったり
便秘や下痢など消化器関連や自律神経のものなどもあるとされています
因みに逆子にもいいとされていますので、逆子の灸の代表例でもある
至陰(しいん)というツボと併用して使うこともあったりします。
尚妊娠初期は流産を促すと言われてますので注意が必要ではありますが、
そもそも鍼灸マッサージの施術タイミング的には
安定期に入ってからとなりますので、
これは三陰交に限った話ではない為難しく考えなくても良いでしょう。
三陰交の刺激の仕方は?
三陰交に対しての刺激の仕方をいくつか紹介していこうと思います。
とは言っても、文中にも書いてますが一つに絞らずに
いくつか組み合わせる方が良かったりしますよ。
指圧の場合
指を使って刺激する場合は主に指圧を用いて行っていく事になります。
まず三陰交を見つけたらゆっくり押していくわけですが、
その際同時に呼吸も合わせて行っていくといいでしょう。
やり方的にはまず息を吐きながらゆっくり押していき
次に息を吸いながら指を離していきます。
これを3回ほど繰り返すという形で良いでしょう。
尚、ゆっくり押して離してと言いましたが
これは4秒くらいかけておして4秒くらいかけて離すペースとなります。
ただし実際押して見ると分かりますが、
特に冷えている状態で三陰交を押そうとすると結構痛いはずなので
後述の温める内容と併せて行った方が良いかと思います。
温める場合
温める方法は主にお灸を使うかそれ以外となります。
まずお灸の方になりますが、
使うのは市販でも売っているせんねん灸の類でも十分です。
普通に三陰交に置いて温めるのもいいですが
特に冷えている人は1回やっても何も感じない場合があるかもしれません。
その場合は同じ場所に1~2回続けてやることで熱を通しやすくすることが出来ます。
尚お灸を行って熱を感じなかったからといって
全く効果がないというわけじゃありませんのでそこはあしからず。
次にお灸以外の場合ですが、純粋に温めるだけでも良かったりします。
個人的にはお手軽に行えるであろう足湯がオススメですね!
足湯の何が良いかと言いますと、足の裏全体も含めてカバーできますので
最低でも三陰交のある高さまでお湯に浸かっておけば、
三陰交以外の場所も温めることになりますので
これは一石二鳥どころじゃないレベルというのもありますからね。
他にも足湯は身体への負担も少ないという意味でもかなり優秀でしょう。
冷え性や血流が悪いなどの症状には「三陰交」を。
今回は特に冷えに対して対応可能とされている三陰交についてお話してみました。
冷え自体は病気などに一見直結しにくいように見えますが、
冷えているということは血流がよくないという事の裏返しでもありますので
よろしくないということはわかるのではないでしょうか。
実際冷えではないにしても、コリの類もそれにより血流が悪くなっているので、
将来的に冷え性もですが、何らかの症状として出る可能性がありえます。
そんなわけで三陰交に限らず、
足の冷えは放っておかずに温かくして過ごしていきたいところです。
冷えは他にもむくみなどにも繋がってしまいますので、
特に足を細く見せたいであろう女性の皆さんは
尚更意識しておくに越したことはないでしょう。
むくみや冷えの症状などでお悩みの方は「うっつん治療院」へ
ツボを知ることで、快適な日常生活のお助けになる場合があります。
もし頭痛や首コリが慢性化している、ツボの刺激だけでは改善しづらい場合は、
専門の鍼灸院のサポートを受けることをおすすめします。
当院では、経験豊富な鍼灸・マッサージ師が、
頭痛や首コリなどの症状に効果的な施術を提供しています。
個々の症状や体質に合わせたオーダーメイドの鍼灸治療を行い、根本からの改善を目指します。