肩より上の症状なら大体使うであろう「天柱」について

投稿日:2022年11月1日 | 最終更新日:2022年11月1日

今回は天柱(てんちゅう)というツボ(経穴)について紹介していこうと思います。

とは言っても、後述する場所を見るとわかるように
実は無意識的にここを刺激している人が一定数いるのではないでしょうか?

そんな天柱に関して簡単にですがお話していこうかなと思います。

因みに天柱という語源はといいますと、以下の内容だったりしますよ!

中国の神話で、天を支えているという柱。世を支えている道義のたとえ

引用:デジタル大辞泉

天柱の場所は?

最初に天柱の場所についてからお話していきます。

まず、天柱の場所は画像の通り後頭部の付け根に位置します。
更にもう少し詳しくお話していきますと次のような形となりますね!

  1. まず後頭部中央にある付け根にあるくぼみを見つける
  2. 次に1のくぼみから指1本分と少し外側にずらしたところが天柱です

首のマッサージや鍼をするにあたって
使わないことはほぼ無いであろう場所というのも想像しやすいのではないでしょうか?

因みに1のくぼみの場所は亜門(あもん)というツボの名前だったりしますので
ついでに押しても問題はなかったりしますよ!

天柱が良いとされる効能は?

主に天柱が期待されるものと言えば場所的にも想像がつくのもありますが、

  • 主に後頭部の頭痛
  • 眼精疲労などの目の症状や顔のむくみなど
  • 肩こり
  • 神経通や神経症
  • 後頭部に対してのコリ
  • 鼻炎や鼻づまりなどの鼻の関係するもの

色々あるうちの一部をざっくりあげると上記のようなものに良いとされています。

並べてみるとわかりますが、タイトル通り肩から上の内容が主ですね!

そもそも首自体が大事な所になりますので
そんな付け根になる天柱が固いのは良くないというのは
想像に容易いのではないでしょうか??

首や肩の負担は想像に容易いですが、
顔のむくみなどにもいい影響があるというわけですので
特に女性の方は顔を小さくするという意味でも大事ですよね!


まあ、むくみは顔だけじゃなく足にも言えることではありますが・・

天柱を刺激してみよう

まずセルフで天柱を刺激しようという所からお話しますと、
大体指圧一択ではないでしょうか?

というのは天柱は後頭部にあり、更に親指で押すのが難しいので
人差し指か中指辺りで指圧するのが技術的な意味でも恐らく無難でしょう。

やり方としましてはゆっくり圧をかけて数秒押しっぱなしにしてから
ゆっくり話すといった感じになるでしょう。

しかし実際やってみるとわかりますが、結構指が疲れるんですね・・

したがって一つの案になりますが、例えば上記の画像のような
椅子の角などを使って天柱に当たるように首の位置を調整してから
押し込んでいく形もアリといえばアリでしょう。


ただし、指で押すよりピンポイントにはなりませんので注意です。
(それでも気持ちいいのですが)

そんな感じでセリフでやると一苦労しますので
実際はやってもらった方が確実だったりします。

やってもらうと指圧だけじゃなく、もみほぐして貰ったり
更に鍼を使って刺激も当然可能となりますので
セルフでやるよりほぐれ方が明らかに違ってくるでしょう。




余談になりますが、頭痛に関しましては症状次第で
押し方などが変わってくる場合もあったりしますので注意が必要なことも。

まとめ

今回は首のコリ、特に後頭部に関しては外せないであろうツボを紹介していきました。

道中でもお話した通り、後頭部がこることが多いので
無意識のうちに刺激している人がかなりいるのではないでしょうか?

実際に後頭部はデスクワークだったりスマートフォンなどによる
姿勢の悪さから負担がかかることからも想像に容易いはずです。

首や肩の負担をはじめとしたものは現代社会で大多数の人がかかっているはずですので

天柱の刺激もですが、やはり周辺も一緒に柔らかくしてあげたいですね!

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