投稿日:2023年10月15日 | 最終更新日:2024年7月22日
日常で誰しも起こり得る症状のひとつとして、寝違えやぎっくり腰があります。
原因はあるにはありますが、どちらもある日突然(寝違えは寝て起きたら)起こってしまう案件で
程度によっては動けないレベルで辛いものもあるでしょう。
今回は鍼灸マッサージで使われる経穴(ツボ)のうち、そんな寝ちがえやぎっくり腰などに良いとされる
後谿(こうけい)という場所について紹介していこうと思います。
後谿の場所は?
後谿の場所は手のひらにあります。
大体画像の位置の辺りになりますが、もう少し解説していきますと、
- まず手を軽く握ります。
- すると小指側にシワができるはずです
- 小指側のシワの一番先のやや裏側が後谿に値します。
解剖学的に言いますと、中手指節間関節(ちゅうしゅしせつかんかんせつ)の後ろとなりますが、
流石にこれではわかりにくいと思いますので良い目印ではないでしょうか?
後谿で期待される効果は?
後谿を刺激することで良いとされる内容は、次のようなものがあります。
- ぎっくり腰
- 寝違え
- 目の充血
- 頭痛
- 寝汗
後谿は背中や首の症状に特に良いとされているのもあり、
上記症状のなかでは特にぎっくり腰や寝違えがより力になってくれると言われています。
後谿の刺激の仕方は?
後谿を刺激する場合はセルフでやるならば指圧しかできないでしょう。
(ゆっくり圧をかけてゆっくり圧を抜く形)
それでも良いのですが、今回の場合は鍼灸でやることのほうが多いかと思います。
鍼の場合は切皮(最初のトントンだけ)程度の刺激で行うはずですし、
お灸もせんねん灸の温める刺激よりは、もぐさを形作ってチクッとするような刺激となりますので
どちらも場合も鍼灸師案件になるので鍼灸マッサージ院でやってもらったほうが良いでしょう。
寝違えやぎっくり腰などに対しては「後谿」を。
今回は後谿についてお話してみました。
寝違えやぎっくり腰に良いとされていて、特にぎっくり腰は特効穴とも言われているほどの場所ではあります。
しかし、ぎっくり腰になったからといって、
「この場所を押しておけば大丈夫!」で済ますのは正直宜しくありません。
もしぎっくり腰や寝違えになってしまった場合は、冷やすなどの応急処置を最初にした後に
プロに任せてもらった上でしげきを入れたほうが確実だと思います。
どちらにしても処置をしたら必ず一発でよくなるとは限らず、
軽減の手伝いはできるものの、日にち薬もどうしても必要になるのですから。
余談ですが、寝違えになって救急車呼んだとしても
上記までのお話もあり、お医者さんも処置の使用があまりないと言っていましたので
病院に行くのは勿論いいのですが、救急車レベルではないはずです。
(実際に寝違えで救急車呼んだ人がいたとお医者さんが言ってました。)
寝違えやぎっくり腰などでお悩みの方は「うっつん治療院」へ
ツボを知ることで、快適な日常生活のお助けになる場合があります。
もし頭痛や首コリが慢性化している、ツボの刺激だけでは改善しづらい場合は、
専門の鍼灸院のサポートを受けることをおすすめします。
当院では、経験豊富な鍼灸・マッサージ師が、
頭痛や首コリなどの症状に効果的な施術を提供しています。
個々の症状や体質に合わせたオーダーメイドの鍼灸治療を行い、根本からの改善を目指します。