投稿日:2023年9月27日 | 最終更新日:2024年7月2日
日常生活において、便秘や下痢などによる腹痛は誰しも可能性がある案件ですし、
むくみに関しても、特に女性の方は気になることが多いかと思います。
今回は鍼灸マッサージで使われる経穴(ツボ)のうち、そんな歯や肘の痛みなどに良いとされる
天枢(てんすう)という場所について紹介していこうと思います。
天枢の場所は?
天枢の場所を見つけるためには、まずおへそを探すところから始まります。
おへそを見つけたら、そこから指を(人差し指から薬指の)3本外側にずらした位置になります。
余談ですが、おへその上も神闕(しんけつ)という名前のツボがあったりしますが、基本お灸でしか刺激はしません。
天枢で期待される効果は?
天枢を刺激することで良いとされる内容は次のものがあります。
- 便秘
- 下痢
- 精神異常
- 月経・月経不調
- 子宮筋腫
- むくみ
- 糖尿病
- 嘔吐
場所的にお腹や、その周辺の臓器に関連するものに良いとされるものが多いのがわかるかと思います。
便秘や下痢による腹痛は誰しも可能性がありますし、
むくみに関しては特に女性が気にする人が多い案件ですので、覚えておいて損はないでしょう。
便秘や下痢の場合は足三里も合わせると良い
便秘や下痢に対しては、足三里(あしさんり)という、割と有名なツボも存在しますが
足三里も天枢同様に、お腹に関連するものに良いとされていますので、
この場所と併せて刺激をしてあげると、より助けになるはずです。
天枢の刺激の仕方は?
天枢を刺激する際に指で押す場合は、他の場所を押す以上に慎重に行っていきましょう。
力加減以外は数秒かけて圧をいれていき、同じ秒数をかけて力を抜くという形でいきましょう。
ただ、個人的にはお灸をすえる形の方が良いかと思います。
せんねん灸で温める形が一番お手軽ではありますが、
可能であればもぐさを形作ってゆっくり温めるもの、例えば知熱灸(ちねつきゅう)などをやってみると、気持ちがいいかもしれませんよ!
お灸がもしない場合でも、普通に温めてあげるのも良いかと思います。
便秘や下痢などのお腹周りの症状に対しては「天枢」を。
日常生活の中で、便秘や下痢などの腹痛は良くある話かと思いますし
生理などの女性特有の症状は個人差がありますが、程度が強い人は日常生活にも辛い方も見受けられます。
そんな中で天枢を始めとした、お腹周りを温めたりすることで
少しでも緩和の助けになったらと思いますが、
腹痛というのは様々な症状の原因で考えられるものでもありますので
余りにも腹痛の様子がおかしいと感じたら、すぐにかかりつけ医に診てもらいましょう。
因みにお腹周りは特に冷やすのは良くないわけですが、
夏場は特に冷たいものを呑むことが必然と多くなってしまいますので
結果的に内側から冷やしてしまいますので、取り過ぎには注意していきましょう。
便秘や下痢などのお腹の症状でお悩みの方は「うっつん治療院」へ
ツボを知ることで、快適な日常生活のお助けになる場合があります。
もし頭痛や首コリが慢性化している、ツボの刺激だけでは改善しづらい場合は、
専門の鍼灸院のサポートを受けることをおすすめします。
当院では、経験豊富な鍼灸・マッサージ師が、
頭痛や首コリなどの症状に効果的な施術を提供しています。
個々の症状や体質に合わせたオーダーメイドの鍼灸治療を行い、根本からの改善を目指します。